第21話 ページ21
坂「そうか、Aちゃん今日から高校か。」
う「おう、今朝も玄関で見送った。帰宅する時間はLINEするけど遅くならないようにするって。」
Aの心配もそこそこに、今日は浦島坂田船の会議だ。何せ夏ツアーが近い。残念だが活動や仕事を疎かにするわけにはいかないのだ。
志「Aちゃん?誰それ。」
セ「うらたんが前に言うてた"預かる事になった従姉妹"のことです?」
あぁ、そうか。志麻センの二人にはまだ詳しく話していないのだった。
う「そう、俺の父親の弟の娘。今高2。訳あって東京の高校に転校することになったから俺ン家に居候させることになった。」
志「この時期に転校って……」
セ「……聞いても大丈夫なん?」
少しばかり俺の顔色を伺うようにして問い掛けてくる2人に小さく頷いた。
う「お前らには後々のことも考えて話しておくつもりだった。……少し聞くに耐えない内容だけど、大丈夫か?」
そう言って、志麻、坂田、センラの顔を順番に見る。
俺の問いに、3人は真剣な表情で頷いてくれた。
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まなつ(プロフ) - コメント失礼します。ただ一人の私自身を思ってくれる、本当の私を見てくれる、そんな優しい誰かがすぐそばにいる、それを気付かせてくれる誰かがいる夢主ちゃんはとても幸せですね。素敵なお話をありがとうございます (2020年6月25日 23時) (レス) id: c0717d53d4 (このIDを非表示/違反報告)
ゲッティ - 奇遇、私も埼玉住んでる (2020年6月13日 18時) (レス) id: 0adc01732d (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - 心春さん» これは世界中で理不尽ないじめと戦う皆の話です。貴方の心に響いたのならきっと貴方も過去(現在かもしれませんが)経験がおありなのでしょう。「結局誰も助けてくれない、けれど何処かに助けてくれる大人は必ずいる」をテーマに書いておりますのでコメント嬉しいです。 (2020年5月26日 7時) (レス) id: 72c92659fa (このIDを非表示/違反報告)
心春 - 泣いてしまいました。夢主ちゃんの周りに素敵な方達がたくさん居て、読んでいてとてもあたたかくなりました。これからも更新頑張ってください!楽しみにしてます。 (2020年5月26日 0時) (レス) id: dd23ca9c81 (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - しおさん» ありがとうございます。「貴方にとって優しい世界が何処かにある」をテーマに書いておりますので伝わっていたのはとても嬉しいです。 (2020年5月24日 19時) (レス) id: 72c92659fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:凛 | 作成日時:2019年8月6日 12時