俺らの妹3 (ページ6)

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--終業式

帰り道
川沿いの土手を歩いて帰る

千冬
冬休みかぁ
うれしいけど微妙･･･

『ん？なんで？』

会えねぇからなぁ

『集会でも会えるし？
家来ればいいじゃん！』

まぁそーなんだけど･･･

Aの未来を聞いたオレは
何もできない現状に躍起になっていた

オレはどうやって
12年間を過ごしていたのだろう･･･
たけみっちが言った一虎君の言葉を
思い出した。

陰で見守るだけだったのか?
オレが何かきっかけを残せば
たけみっちが次帰った時
何か変わってるじゃないか･･･
なんて･･･
都合のいい考えさえしてしまう

千冬
なぁA？
もしどうしようもなく
何かに迷ったり
くじけそうになった時
オレを頼ってくれねぇか？

『え？何いきなり？』
『ｳ･･うん』

千冬
絶ｯ対だからなぁ
約束したからな！

『変なのーｯ』ﾌﾌｯ

あーそれと
たけみっちがさ
彼女の親に別れてくれって
言われたらしい

『えーっ』
『どうするんだろ？』

どうかな･･･
親にしたら不良と付き合うなんて
やっぱヤなんじゃねーの?
いろんな事に巻き込まれたり?

『不良か､､』
『親がどう思っても要は彼女の
気持ちよな･･･』

『ただ好きな人と一緒に居て
楽しい時も辛い時も一緒っていうか
お互いが想いあえるそんな存在の
何がダメなんだろ？』
『モヤモヤするねそーいうの』

だなぁ

『千冬ぅ』

オマエその言い方場地ｻﾝに
似せてるだろっっ!!

『ｴﾍ』

『千冬とは楽しい時も辛い時も一緒だよ？
場地がそうしてくれたようにさ』
『千冬こそ私を頼ってよ？
最近らしくない』

だな！
オレらもずっと笑ったり泣いたり
一緒だよなぁ!

『うんうん今更ー?』www

オレ･･･
言えなかったけど

･･････
　
もう迷わねぇ

---千冬の決意