バルガスキャンプ8 ページ3
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◇◆◇◆
買い物を終えたラギーとAはレオナの部屋にいた。
Aは手を伸ばしてレオナにマドルを渡しているのだがレオナは一向に受け取ろうとしない。
どれくらいそうしていただろうか。
Aの腕がプルプルと震えている。
「さっさと諦めてその金を財布に引っ込めたらどうだ？」
『ダメだよ、あんなに高い物を買ってもらえないよ』
「あんな高いモン……ねぇ。なあ、A。俺はお前によく贈り物をしてたよな」
『え？』
「誕生日、それ以外の時にも俺の気まぐれで何度も贈ってたはずだ。あれに比べれば今日の買い物なんざ可愛いもんなんだが」
レオナの言葉にAはポカン、としたと思えば次第に顔が青ざめていく。
確かにレオナは昔から贈り物をしてくれた。
ネックレスや髪飾り、どれも彼の瞳の色の宝石がはまったもの。
Aもお礼にと贈っていたのだが、正直金額にすれば釣り合っていなかった。
『そ、そんな高級なものだったの……っ！？』
「今まで贈った物を換金でもすれば余裕で家が建つだろうなァ」
『「家っ！？」』
驚きのあまりAとラギーの声が重なる。
2人の反応にレオナはニヤニヤと笑みを浮かべていた。
「……A、お前がその金を引っ込めないなら俺はもっと高いもんを贈りたくなるんだが、どうする？」
『そんなっ……レオナ、ずるいよ……』
「狡くて結構。お前は素直に受け取っておけばいいんだよ」
『もう。それじゃ……ありがとう、大切にするね』
何をどう言ってもレオナがウェアのマドルを受け取ってはくれないことを察したAはレオナにお礼を言い、笑顔を向けた。
Aの怒った顔も泣いた顔も好きだが、1番好きな笑顔を見ることができたレオナは「ああ」と一言返すと尻尾を揺らした。
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ここ(プロフ) - ミコミコさん» ミコミコさん、コメントありがとうございます^_^セベクの純粋なところ可愛いですね…！ (2021年12月8日 8時) (
レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
ミコミコ - セベクが可愛い…………(^^) (2021年12月8日 6時) (レス) @page12 id: f5d7639b7a (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 翡翠さん» 翡翠さん、まさかセリフを覚えてきたとは、Re:startのお話のでしょうか！？もしそうだとしたら凄いです…っ！！ (2021年7月25日 19時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠 - いやー、セリフ地味に覚えてきましたねw (2021年7月25日 14時) (レス) id: 34ae80e840 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 翡翠さん» 毎日1話…！もうセリフとかも全部完コピできちゃいそうですね…！応援本当に嬉しいです、ありがとうございます(*^_^*) (2021年6月18日 21時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここ
| 作成日時：2021年5月7日 12時
