今はまだ叶わぬ恋 2【佐野玲於】

一喜一憂 ページ3

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恋愛アドバイザーのような真由に色々アドバイスもらって、お腹いっぱいさあ帰ろうってなった時。




スマホを置いてたテーブルが、通知の振動で少し揺れる。




通知が来たのは、私のスマホだった。




ロック画面のディスプレイには" 玲於くん "の文字。LINEがきてたの。




［ごめん。LINE全然見てなかった。］


［悪いけど、撮影夜中まであるから会えない。］




あ…やっぱり会えないのか。



期待してたわけじゃないから

まあダメージは軽かった。



A「真由...」


真由「玲於くん？」




声が出ず、コクリと首を縦に振る。



なんかもう、今にも泣き出しそうになって、真由に抱きついた。




A「ダメ...だって...会えな...ぃ。」



泣いちゃって息が上がりながらしか喋ることができなかった。



真由「そんな〜会えないだけで泣かないの！」




真由はいつものように、

私が泣いたら優しく背中をさすってくれた。



悲しいときも、嬉しいときも、辛いときも。
真由と一緒にいる。こんな真由は1番の私の理解者だった。



なんで、玲於くんに会えないだけで、こんなに泣いてるんだろう。




好きすぎるから？



そう。大好きなんだもん。



やっと涙が止まってきた。少し落ち着いてから、お会計を済ませ店を出た。




最近、急に寒くなってきたの。
冷たい風が肌に触れるとなんだか切ない。

今日は、余計に切ない。





真由とほんと寒いね〜なんて話しながら


少し中目をぷらぷら歩いてた。





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