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story.40 ページ44

あ「それじゃあさ、私から匂いするか蓮が確かめてよ!!」



蓮「はぁっ?!」



案の定、蓮は驚いた顔をする。



こいつなら、嘘はつかないだろうと思い蓮に確かめてもらうことに。



私が両手を広げて、『さあ、こい!!』という視線を送ると蓮は盛大なため息をついた。



蓮「だからお前…そういうとこ直せって…」



蓮はそういいながら、私の手首をつかみあるきだした。


あれ、確認しないの?



連れ込まれたのは、細い路地のようなところ。



あ「え、ちょっと何?」


蓮「お前、わかってないみたいだから教えてやる」



いつの間にか私は、蓮と壁の間にはさまれてて…え、壁ドン?



あ「お、教えるって言ったって…え?」


私が困惑していると、蓮は私の首筋に顔を近づけた。



ななな、なにしてるんだよ?!



一瞬、チクリと痛みが走った。え、なにされたの!?


ペロリと首筋をなめたあと、蓮は私の首から顔を遠ざけた。



くすぐったかったし、なんかもう恥ずかしいしで私の足はもうほとんど力が入らなくなっていた。



蓮「…おっと」



それを蓮が支える。



蓮もこころなしか顔が赤い。いや、私に比べたら全然だろうけど。



蓮「男って、こういうもんだから。わかったら、Aも気をつけろ」



そういってまた、私の手首をつかんでいつもの帰り道にでた。


ふらふらとする足取りの中、思ったこと。



蓮の言うとおり、男には気を付けよう。


まあ必ずしもさっきの蓮みたいなことはされないだろうけど。



って、さっき私は何をされたんだ?


あ「ねえ、さっき何したの?」


聞いてみたが、蓮は答えてくれなかった。



そういえば、


あ「なんか、久しぶりに名前で呼んでくれた気がする」



そうでもないかもしれないけど、なんとなくいつも『お前』って呼ばれてる気がしたからね。



蓮「お前が望むんなら、Aって呼んでやらなくもない」



何その上から目線。でも、蓮らしくてクスっと笑みがこぼれた。

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- 主さんストーリーとても面白いです!あの質問なんですが作った人から名前変換オリジナルの名前って見たりできるんですか? (2022年10月9日 18時) (レス) @page7 id: 914057515a (このIDを非表示/違反報告)
マコ - 幼なじみ可愛すぎて心臓痛いです笑 (2016年11月14日 0時) (レス) id: 3964615cd4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ - か - せんぱいがいいな - 笑 (2016年6月28日 16時) (レス) id: a9f7a71f31 (このIDを非表示/違反報告)
yuki - 先輩がいいです! (2016年2月29日 1時) (レス) id: ce8849c6f1 (このIDを非表示/違反報告)
まいまい - せんぱいで!! (2015年7月20日 23時) (レス) id: 6d0d403dce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2014年3月17日 16時

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