44話 呪具の移植 ページ44
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姐さんの右目も、私の左目と同じ
元々呪いが込められた呪具だった
そんなの今はじめて知った
姐さんはそんなこと私に一度も話しては
くれなかった
ん…？ちょっと待って
「…先生、呪具って呪力を持った武器のことですよね。生まれた時から私と姐さんの目が呪具ってことは
あり得ないと思うんですが」
「うん、良い質問だね！
千眼は記憶はあったけど、Aはまだ小さかったから記憶がないのかな？」
記憶…？また記憶の話…？
「千眼とAは元々それぞれ右目、左目に
何かしら病気をしていたみたいでさ」
病気…？失明…？
「それで、二人とも目の移植をしたらしいんだけどその提供者が呪術師でね、目の呪具を使っていたんだそうだよ」
「！」
「しかも両目とも呪具だったみたいで、千眼には
右目、Aには左目の呪具が移植されたみたい」
目の、移植…まって本当にそんな記憶がない
一体いつの話をしているの
生まれた時から私の左目は何かしら病気を持っていたら記憶がないのは当たり前だけど…
「…目の提供者が呪術師なんて、都合が良すぎじゃ
ないですか」
「まあまあいいじゃない！千眼もAも生まれつき
術式が体に刻まれてたんだし！」
ポジティブすぎる
もし、私も姐さんも呪いが見えない、術式が使えない普通の一般人だったら…
呪術師になっていたんだろうか
「で、その呪具、左目についてなんだけど
結構厄介で説明すんの面倒なんだよねー」
五条先生は、明らかに面倒くさそうに
長い足を伸ばし、だらしなく座っている
「面倒くさがらないでそこは説明してください。
私にとったらかなり重要なことなんです」
と言うと五条先生は欠伸をし、伸びをして
一息吐いた
「その呪具は、鞭とかナイフとかと違って
単純に呪いを斬るとかそういうのはできない」
確かに、目の呪具はそんなことできない
コクリと縦に頷く
「その呪具は、対象の呪いの視覚を操れる」
「…視覚を、ですか？そんな呪具があるんですか」
「あるんだよ実際。ていうか君の左目だけど。」
確かにそうだけど、まだあまり信じられない
実感が湧かない
「その呪具にはなんと意思がある。
けど、Aは普段から目に呪力を流し込んでるから
コントロールできてるんだけどね」
「…意思って」
「だけど、君が怒りや恐怖に満ち溢れた時、呪力が
コントロールできなくなって君の意思とは無関係に
「…！」
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えむむ(プロフ) - あいりさん» あいりさんはじめまして！コメントありがとうございます！！そう言って頂けるととても嬉しいです！頑張ります！ (2020年11月28日 21時) (
レス) id: 2134a4f440 (このIDを非表示/違反報告)
えむむ(プロフ) - さわりにゃんこさん» さわりにゃんこさんコメントありがとうございます！！本当ですか！嬉しいです、、、そうですね！私も一年ズ、二年ズに夢主を絡ませたいです！ (2020年11月28日 21時) (レス) id: 2134a4f440 (このIDを非表示/違反報告)
えむむ(プロフ) - シノンさん» シノンさんコメントありがとうございます！そう言って頂けるとモチベが上がります！更新頑張ります！ (2020年11月28日 21時) (レス) id: 2134a4f440 (このIDを非表示/違反報告)
あいり(プロフ) - 初めまして！いつも通知がきて嬉しく読んでます！！勧誘成功してからのお話もとっても読みたいです！！ (2020年11月28日 18時) (レス) id: 209cc63d47 (このIDを非表示/違反報告)
さわりにゃんこ(プロフ) - いつも通知が来るたびワクワクしながら読んでます。続編は読んでみたいですね！五条先生との絡みもですが1年ズ以外にも2年ズとかとの絡みも気になるので！ (2020年11月28日 18時) (レス) id: a346737382 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えむむ
| 作者ホームページ：http://uranai
作成日時：2020年11月23日 19時
