【twst】 TIME OVER -第一節-Ⅱ【逆トリップ】【男夢主】 (ページ30)

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哀愁レコリクション！！📚 ページ30

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その後は皆で騒いでいた。

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リドルとヴェラ国の歴史について話して謎の歴史に討論したり

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レオナとはチェスをして初めて負けて悔しくてもう一回やったり

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アズールにはここの国の名産の物や料理について教えた。

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ジャミルに毒の種類について教えて貰って新しい発見をしたり

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ヴィルが教えてくれた肌のケア方法は今度試してみようと思った。

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イデアは俺が出来なかった鬼畜な所をなんなく攻略していて驚いた。

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マレウスからは妖精との関わり方について教えて貰った。

皆俺が持っていない才能を持っていて。でもそれに気づかずに突っ走っちゃって。それでも信頼してくれる人達が居て……

俺はその世界がどうしても羨ましかった。

家族は亡くなり、親族は誰も俺を見てくれない。

……1人ぼっちの世界。

何もかもが八方塞がり。そんな時に助けてくれたのがベンとリユ。そして他人と関わるようなキッカケを作ってくれたのはユウ、お前だったんだよ。

ケ「え、ちょ、Aくん！？」
ラ「どうかしたんスか？！」
『え……？』
I「お前……気づいてないのか？泣いてるんやで、自分。」

そう言われて自分の頬を触ると少し湿っていた。……久しぶりに泣いたかもしれないな。
だから俺はその涙を止められる訳が無くて無様に泣き続ける事しか出来ない。

レ「おい、なんか思い出したのか。」
ヴ「ちょっと、無理矢理拭かないの！化粧取れるでしょ！」
『ごめ……いやえっと……』
ト「ん？どうしたんだ？」

でもなんだか1人で泣いていた時よりもあったかくて。この涙は悲しいって涙じゃないんだ、と子供みたいな思考になっていく。

『いや、なんか嬉しいんだ。ここに来てからこんなに賑やかだったことなかったから……それにずっとこんなの夢見てたんだ。まさかこんな所で経験することになるとはな。』

家族と囲む食卓、何気ない会話。俺はそれを何度も避けてしまっていた。そして両家族ともその夢を叶えずに去っていく。子供っぽい夢だな、とは思いつつもその夢を変えはしなかった。

その時、俺の口に何かが突っ込まれて息がしづらくなる。

エ「そんなら今叶えられてラッキーでいいじゃん。そんな堅苦しく考えなくていいじゃん。ウチの寮長かっての。」
リ「エース……？」←
ジャ「はぁ……でも今回はエースの言う通りだと思うっす。これからなんでもやっていけばいいだろ。」