【Ｈ×Ｈ】体力の無い私が家出しただけなのになぜかハンターに！？８

321話レンアイ×ノ×ソウダン ページ28

私達は見事
キルアの提案によって
海賊に打ちのめされ

とりあえず海賊退治は
後にすることにしたのだが



「私の……悩みを聞いてほしい…です」


なぜか彼女………ルシエルこと
ルーちゃんにお呼び出し

これは一般的に言うあれかな？

下駄箱に手紙入れて……
学校イベントのひとつ


「でもごめんね、ルーちゃんの
気持ちはありがたいんだけど………」



「なに言ってんです！キモイ……じゃなくて、


さっきは悪態ついてごめんなさいです！！」


私に毒舌を放つかと
おもいきやいきなりの謝罪

悪態？なんのことだろうか？



「キルアとあまりにも仲がいいのが
羨ましく………嫉妬したです」


「私とキルアは兄弟みたいなもんだし
全然そんな気は………


けっしてロリコンではないがので
そこんとこあしからず！！！


あ、でもルーちゃんが感違って
たならごめんね？」



とりあえず
申し訳なくなり謝る

つまりルーちゃんはキルアのこと…………


「キルアとはハンター試験会場で
出会いましたです、あっさり負け、

途方にくれていたところ、ナンパ野郎に
捕まり……路地に連れ込まれそうに
なったところを

キルアがかっこよく助けてくれたです


その時から私は………キルアのこと」



「そんなことが……」


ルーちゃんのそんな怖い体験を
したことを知った私は
悲しくて、苦しくなり胸が締め付けられる
気持ちでいっぱいになり

なみだぐむ。



「怖かったんだよね………辛かったよね
そんな時にキルアが助けてくれたなんて

カッコいいとこあるじゃん！！
女なら間違いなく惚れるね」


ズズゥっと鼻をすすり
意をけっしてルーちゃんの手を取る


「まかせて！私ルーちゃんに
協力するよ！できることがあったらぜひ!!」





「ありがとう………です」




そう、私は誓ったのだ、


ルーちゃんに幸せになってほしい、
その笑顔に



………………誓ったはずなのに





＿＿＿なんで？＿＿


そんな疑問だけが
私の思考をぐるぐると回る





のけぞる私を逃がすまい……とでも
言うようにキルアの腕が
腰に回され私の体を支えた。



ゆっくりキルアの
柔らかい感触が私に触れた



「お前のこと、女としか思ってねぇから

年下扱いすんなよ」


遠のくキルアの顔を見て
足に力が入らず
へにゃりとその場にへたり込む




なんで、どうしてこんなことに…………



「っ!!」


どこからか
慌ただしく遠のく足音が
私の耳に深く響いた


ルー……ちゃん？





〜

20193118

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