315話キレテ×は×キラレテ ページ22
「本人が負けたって
言ってるだろッ……なんで
離さないんだッッ」
まんまと海賊に捕まり
火炙りの刑に処されようとした
キン肉モブさん
参ったと言っても
離さない海賊に怒ったゴンが顔面に
蹴り一発
見惚れてしまいそうな
ほどかっこいいゴンの救出劇。
「説明したろ〜
この枠の外に出たら負けだ、
それ以外は例え本人が負けたと
言っても負けじゃねぇ……
お前も、俺を蹴り一度炎の外に出た
だから負けだ」
「あぁ!?しまった!!」
言われた後に気づくゴン
そんなとこも天然で可愛い……と思う
「もう一回!!」
慌ててやり直しを強調する
ゴンの前に一歩キルアが
「まぁ、下がってな」とでも言うような
素振りで前に出た。
キルアはポケットに手を突っ込み
歩き出す。
「ま、まさか」
キルアがお酒に手をかける様子に
私は止めに入ろうかと
手を伸ばす
「んなっ!?」
私の差し伸べた手も虚しく
バシャーンと水しぶきが空中を舞う
様子を私はあんぐりと口をあけ
目を丸めた。
「ぶ、ぶっかけたぁあぁッッ!!?」
やばいよやばいよキルア
それ放火の罪で捕まるやつだよぉ
「ぐゔゔぁぁあぁッッ!!」
火だるまと言うものを
始めて見てしまった心境だ
私はいったい何を見せられて
いるのやら。
見事炎の外に追出すことに
成功したキルア
しかし
「クソガキがぁぁあああッッッッ!!!!」
ただの八つ当たりでブチギレる海賊は
キルアに突っかかってきた、
「危なi……」
「危ないです!!」
ちょ、私のセリフに割って入るの
だけは勘弁してよ
ただでさえヒロインにもかかわらず
セリフ数が少ないんだから
せめて、せめて遮らないでッッ
"危ない"そう叫んだのも
つかの間、仲間の1人がデカイ海賊を
ぶん殴った
「テメェで決めたルールだろ
何勝手にキレてんだ」
「すまねぇ」
ほぅほぅ海賊の上下関係を
見てしまった今日この頃
無事、平然と帰ってきたキルア
「あぁ〜海賊の1人に
何事もなく、ホントよかったよ〜」
あのままだったらキルアが
海賊の一人をオヤコロしかねないからね
心の底からホッとする。
「誰の心配してんだよ」
心底ムスッとした様子のキルア
自分を心配してないことに怒ったのだろうか?
「大丈夫だって!
キルアは強い子なんだから
ありゃ、キルア身長伸びた?」
頭を撫でようとしたが
少しばかり違和感
「あったりめぇだろ
俺だって男なんだからな…………」
う、うん?
〜〜〜
2019.1.13
316話ライバル×デ×テキタイ→←314話カイゾク×ト×オクソク
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白鳥V2(プロフ) - ビタミン剤さん» 見ていただきありがとうございます、これからも見守っていただけたら嬉しいです (12月22日 17時) (レス) id: 411cc6714e (このIDを非表示/違反報告)
ビタミン剤(プロフ) - 面白くて2日で一気見しちゃいました。素敵な作品ありがとうございます。 (12月22日 17時) (レス) @page32 id: b4586dcb8c (このIDを非表示/違反報告)
白鳥V2(プロフ) - へんたいさん» 見つけてくださりありがとうございます!更新頑張ります (12月4日 17時) (レス) id: 411cc6714e (このIDを非表示/違反報告)
へんたい(プロフ) - 最近好みの小説がなかなかないなって思って占ツク漁ってたら神作見つけて最高です生まれてきてくれてありがとうございます。 (12月4日 17時) (レス) @page45 id: b1482de086 (このIDを非表示/違反報告)
白鳥V2(プロフ) - ライさん» コメントありがとうございます、褒めていただき嬉しいです!!これからもよろしくおねがいします (8月4日 16時) (レス) id: 411cc6714e (このIDを非表示/違反報告)
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