【Ｈ×Ｈ】体力の無い私が家出しただけなのになぜかハンターに！？８

305話ムラビト×ニ×タビビト ページ12

病のあの村にて


「ゴホッゴホ」


「グェッホゴフェｯｯ」


あいも変わらず咳が酷い様子の
村人達、

ほんとに大丈夫か？



「俺達を信じて！その命
預けてくれますか！」


正座をして村人である盗賊達と
向かい合い
逆光の眼差しで見つめるゴン

ゴンの瞳で見つめられたらくらくら
しちゃうよね、



「あなた方は、無償で我々に
すべてを捧げてくれた………


信じましょう！！」


長老さんがそう言葉を放った瞬間

村人達は煙に包まれ




カード化した…………



カード化した………かと思いきや
それは偽りの姿だったらしく

ゴンの首飾りによって

正当なカードに戻ったのだ。


「やっぱり！」


そう、ほんとうに呪いだったのだ




「時折ゴンの発想力が怖くなるよ……」


ゴンのカードを持ってみせる
笑顔につくづくそう思う



「お前もな、」

唐突にキルア、



「えぇ！なんで私！？」


別に発想力豊かではないと思うのだが



「ありがとうございます」
村人達にお礼を言われ、病にかかっていた
子供も元気になり

私達は晴れてその村を後にした





「あぁ〜〜〜あ〜、
キルアがお礼なんて要求しなきゃ
身ぐるみ剥がされる心配

なかったのに〜」



「悪かったなｯ」
プイッとそっぽを向く



あらま、以外に素直……

そんなキルアに心底驚いた。




〜〜〜
2018.11.7

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