保護者役、任されてます。【二口堅治】

29. すげぇ…… ページ30

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｢着いたぞー！寝てる奴は起きろー。｣







監督の声で目を覚ますと、にろちゃんも寝ていたらしく、欠伸をしていた。






それにしても、眠ってる間に知らない所まで来てしまったなぁ……







各自荷物を持って降りると、白鳥沢はもう到着していてウシワカとおじいちゃんがお出迎えしてくれた。







｢今回はお誘い頂きありがとうございます。｣






｢こちらこそ突然の誘いに乗ってくださってありがとうございます。｣







おぉ…監督たちが大人同士の挨拶してる。






にろちゃんたちは……







｢伊達工バレー部主将の二口です。よろしくお願いします。｣






｢白鳥沢バレー部主将の牛島だ。こちらこそよろしく頼む。｣







おお、こっちもちゃんと挨拶してる…






にろちゃん普段は相手を挑発するのに、今回は相手がウシワカだからか真面目に挨拶してるなぁ…







｢部屋に案内するから各自荷物を置いて体育館へ集合してくれ。｣






ウシワカの指示に従って私たちは各自荷物を持って部屋に向かった。








｢……すご…｣







マネージャーは私と舞ちゃんしかいないから1人1部屋になったらしいんだけど、合宿所の1人部屋にしては綺麗すぎる……






ちなみに男子たちは大部屋で寝るらしい。







｢……あ、とりあえず荷物置かなきゃ。｣







綺麗な部屋に見とれながら、私は荷物を置いて廊下で待ち合わせしてた舞ちゃんと一緒に体育館へと向かった。

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