検索窓
今日:4 hit、昨日:41 hit、合計:219,333 hit

1. 移動 ページ2







「……ぃ……おい!A、起きろ!」





「ングァッ…………何…」





重い瞼をゆっくり開けると、目の前には呆れた顔をしているにろちゃん。





「もう授業終わったぞ。お前どんだけ寝てんだよ…ほら、部活行くぞ。」






あれ、もうそんな時間?





おかしいな、さっき寝る前に時計見た時は朝の11時だったのにもう夕方の4時半か…





「……にろちゃん、眠い。」




「あ゙ーっ…寝るな!……はぁ…分かったよ部室まで連れて行ってやるから。」





再び机に頭を置こうとすると、にろちゃんが頭をガシッと掴んで寝るのを阻止してきた。




いつもなら少し不機嫌になるとこだけど、部室まで連れて行ってくれるらしいから許そう。




「……あ、準備できたらこれ腰に巻いとけよ。」




「はーい。」




カバンに荷物を詰めて、にろちゃんが渡してきたジャージの上着を腰に巻くとにろちゃんは私の体を脇に抱え、空いている方の手で私のカバンを持ってくれた。






「にろちゃんありがと〜。」





小脇に抱えられながらお礼を言うと、上からにろちゃんの声が降ってきた。





「全くお前は手のかかる奴だな…まぁ慣れてるけど。」





にろちゃんは長い廊下を歩いて階段を降りて、またしばらく歩いて部室へ向かった。





ちなみにジャージを腰に巻けって言うのは、にろちゃん曰く『一応女子だし抱えた時に後ろからスカートの中見えたら嫌だろ。』だそうです。


気遣いは嬉しいけど一言余計だよね。「一応女子」って何よ私女の子だし。





「ほら、着いた。さっさと着替えて来いよー。」





「はーい…ありがとー。」





女子の部室の前で私を降ろすと、にろちゃんは軽く手を振って隣の男バレの部室に入っていった。






……よし、そろそろ目を覚まそう。

2. 眠気を覚ますには→←設定



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (123 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
442人がお気に入り
設定タグ:ハイキュー , 二口堅治
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

りある(プロフ) - メグメグさん» コメントありがとうございます!鼻血出ないように気をつけてください!www更新頑張ります! (2020年3月11日 9時) (レス) id: 8e52c4ac6a (このIDを非表示/違反報告)
メグメグ - 初コメ失礼します!にろちゃんが尊すぎる…毎回読んで鼻血がブーブー吹き出そうです笑更新頑張って下さい。応援してます!! (2020年3月11日 9時) (レス) id: cb17b2775c (このIDを非表示/違反報告)
HQ馬鹿です♪ - 教えてくださってありがとうございます!! (2020年3月6日 20時) (レス) id: c3109a0615 (このIDを非表示/違反報告)
りある(プロフ) - HQ馬鹿です♪さん» 以前されたコメントを非表示にしたという事でしょうか…?以前くださったコメントも今回くださったコメントもちゃんと見れてますよ! (2020年3月6日 0時) (レス) id: 9479400d2c (このIDを非表示/違反報告)
HQ馬鹿です♪ - 非表示にしてません?すみません、、私、まだ、占いツクール初心者で、まだよくわからなくって、、、、、本当に、意味不明ですみません! (2020年3月5日 16時) (レス) id: c3109a0615 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:りある x他1人 | 作成日時:2020年2月28日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。