35.【大好きだ】 ページ37
一繋「と話はここまで、基本的なことは…Aっ！！ちょっとやってみろ！！」
そう言いながらボールを投げてくる一繋さん
A「�爐笋辰討澆蹲瓩辰董帖�
一繋「昔、よくやってただろう？」
もう随分と長い間、ボールに触っていない
ボールを額に当てて目を閉じる…
それは、いつも集中するためにやっていた《おまじない》…自分を落ち着かせる暗示のようなもの
A「お願い…します！」
目を開き、声とともにボールを頭上高くに上げる
膝を抱え込み、レシーブ…そのまま両腕でリズムを一定にボールを上げる
今度は片手ずつ、自分の正面からだんだんと側面へ腕を動かしつつボールを弾く
またボールを高く上げ同じように膝を抱え込むが、今度はボールを弾かずそのまま動かさない
ボールを動かさずにバランスをとって、腕の一点で捕らえる…
同じように片腕ずつボールを腕に留める…
うん、少しずつ仲良くなってきた気がする…
とにかく、ボールの中心を正確に捕らえることが第一
上半身の力は抜き、下半身の力でボールを送る
セッターのところへ優しいボールを…そのセッターが繋いだボールはスパイカーへ…
一繋「レシーブにおいて、あいつは誰よりもひたむきに取り組んできたのを俺は知っている…辞めた理由なんざ知らんが…3年以上経って尚あのボールバランスと重心の使い方…まったく鈍ってねぇな！」
その後もサッカーのリフティングの要領で、足でボールを捌いたり…バスケットボールのようなボールテクニックに至るまで一通り行った
バレーはボールを持つことができない競技…
それ故、できるだけボールに慣れることができるように、ほぼ毎日ボールに触っていたことを思い出した…
それからは、練習でも日常でもまるでボールが体の一部になったような感覚を何度か体験した
レシーブをするときはいつも…いかにしてボールを受け止めるかを考えていた…
そんなボールだけを追い続ける日々が楽しくて仕方がなかった…
私は、手にしたボールを見つめ、俯き、そして思った…
私は、バレーが大好きなんだと…
緒方「スゲェ…ボール全然落ちなかった…」
小笠原「もうお姉ちゃんの体にボールが磁石でくっついてるみたい…」
日向「カッケェ！！月見山さんスゲェ！！カッケェ！！ボールがこうクルッて！シュルシュルッて！」
キラキラとした目で見つめている小学生たちに混ざり、翔陽君がこっちを向いて叫ぶ
なんだか照れ臭い…
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時雨(プロフ) - ハイキューオタクさん» ハイキューオタクさん！！読んで頂き本当にありがとうございます！！一日で！？凄い！ありがとうございます！そう言って貰えて嬉しいです！！お話は�爐海海泙任僕泙┐燭い覆´瓩隼廚い弔弔眞罅甲翕喩消爾砲覆辰討靴泙�事もあるので( ；∀；)これからも更新頑張ります！ (2021年6月5日 1時) (
レス) id: 74ffe8a644 (このIDを非表示/違反報告)
ハイキューオタク - 一日で全話読みました！一話読むと、つぎの話が気になって仕方がなかったです笑 (2021年6月3日 6時) (レス) id: c4cac8733c (このIDを非表示/違反報告)
作者・時雨 - あこさん！！コメントして頂き本当にありがとうございます(*≧∀≦*)ここ最近はなかなか執筆できず、申し訳ありません(/ _ ; )こうして感想を書いて頂ける事をとても光栄に思います！！近日中にはまた更新を再開しますので、どうぞ宜しくお願い致します！ (2020年4月2日 1時) (レス) id: d4c8cf5f81 (このIDを非表示/違反報告)
あこ(プロフ) - 一気に最新話まで拝見させて頂きました！描写を一つ一つ丁寧に執筆されている所が非常に良かったです…そして号泣です。有難うございますm(__)m続き、楽しみにしています！ (2020年3月25日 3時) (レス) id: 5180ecc88d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：時雨 | 作成日時：2020年2月13日 1時
