赤い糸の先には〜【黄瀬.東峰】黒バス × ハイキュー 完

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いきなり都会から出て来て...
友達が出来るかって...
すごく心配だったけど...

みんな優しくて面白い子たちばっかり。
都会じゃ聞きなれない話し方も聞いていて楽しい。


みんな私が都会から来た事に興味津々で
次から次へと質問の嵐(笑)


帝光中って言っても通じないけど
” キセキの世代 ” がいた学校って言えば通じる(笑)


『ねぇねぇ！黄瀬涼太君ってどんな人？」

『すっごいイケメンだよね？？』

『学校でモテてた？彼女いるの？』

『Aちゃんはバスケ部マネージャーしてて
好きになったりしなかったの〜？』

...涼太ってさ
東京じゃなくても人気なんだね...(笑)


軽く誤魔化しながらみんなと話をしていると...




『ちょ...あれ...
バレー部の３年じゃない？』

『あの髭の人...
留年した社会人って聞いた事あるよ？』



私はみんなの視線の先に目を移す。



旭さん、スガさん、大地さん...？


随分...目立つ３人組が...
１年生の教室に...何の用だろうッ...

あっ...と...
旭さんとバッチリ目が合った。



東「あ、いたいた！Aー！
ちょっといいか？？」



みんなの視線を一気に浴びる。

そりゃ...ね。
留年した社会人が呼んでいるんだから(笑)





私はそそくさと席を立ち３人の元に向かった。



貴「先輩方...どうしたんですか？？」

澤「悪いな。教室まで来ちゃって。
今日、清水が休みなんだ。
これマネージャーの仕事内容が書いてあるノートだ。
時間ある時に読んでおいてくれないか？」

菅「もちろん準備は俺たちも手伝うけど！」

東「昨日入ったばかりなのにごめんな」

貴「いや...全然！！
逆にわざわざありがとうございますッ！
マネージャーの仕事は初めてじゃないんで
任せて下さいッ！！！」

澤「おう！頼もしいな(笑)」

菅「じゃーまた部活で！」




先輩たちが戻って行った。



うん。
マネージャーの仕事は初めてじゃない！

中学時代...散々赤司君にしごかれて来た。

だから逆に低姿勢で頼まれてしまうと調子が狂いそう(笑)



ノートを開くと...
マネージャーの仕事内容が事細かく書いてある。
潔子さんが書いているんだろうな。
一つ一つが分かりやすく...
それだけじゃない。

一人一人の選手の特徴や性格...特技なども
きちんと分析されて書かれている。



私はここに書かれている事を
必死に頭に叩き込んだ。








学校が終わると急いで体育館に行き
ノートに書かれている手順で準備をする。

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