赤い糸の先には〜【黄瀬.東峰】黒バス × ハイキュー 完

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貴「そのまんまの意味だけど？」


黄「いやいや...意味分かんないっス！
てか烏野高校ってどこ？！」


貴「えっとー宮城県？」





すっごい睨みをきかせている涼太





黄「宮城県？って...何で疑問形...
まさか牛タンが食べたいからとか
バカな理由じゃないっスよね？」






おぅ...さすが！
鋭いですね涼太さん！！






黄「はぁ〜ホント...バカっス。

宮城県ってどこにあるか分かってる？
A一人でやっていけると思えないっス」






涼太はお父さんですか？





でも引き下がらないっスよ〜！！

←涼太風に(笑)


だって...作戦だもんッ。




涼太を私に振り向かせるための！





高校3年間は女磨きを頑張って
涼太のところに戻るんだもんッ！






貴「大丈夫だもん！
それに...もう願書出したし！」


黄「はっ？！マジで出したんスか？！」


貴「うん！出した！」



私は満面の笑みで返事をした。



黄「オレいなくてやっていけるんスか？
すぐ転んで、すぐ泣くくせに！

まーAの事だから...
オレが何て言っても聞かないだろうけど」





それから残りの少ない中学生活は
離れてしまう分...
今のうちにと涼太にくっつきまくる。



黄「あーウザいっス...
いい加減くっつくのやめて！」


貴「涼太ひどっ！
私ともう少しで会えなくなるのに！」


黄「自分で決めたんじゃないっスかー！
オレは別に会えなくても平気っスけど
Aがきっと耐えられないっスね(笑)」




さらっと言ったけど...傷付くんですけど！！


見てろよ...涼太！！





やっぱ私がいなきゃダメだって
絶対言わせてやるーッ！！！









そして見事、烏野高校に合格し

いよいよ今日...私は宮城に出発する。







黄「寂しくって泣いても
オレ駆けつけらんねーっスからね？

牛タン...食べ過ぎて太って
帰ってきたら笑うっス(笑)」







涼太...涙の別れとか...

そーゆー感動的なのはないの？









バカ涼太ッ！！



貴「バカッ！
太るどころかすっごい良い女になって
また戻ってくるしッ！！
惚れてもしらないから〜！！」


黄「プッ...楽しみにしてるっス(笑)」





涼太...絶対本気にしてない。



軽く私を見送ったこと後悔させてやるから！！









貴「行ってきますッ！！！」









私の新しい生活が始まる。

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