私は神威じゃないって何回言ったらわかるんじゃァァアア！！

第44話、『私攘夷浪士に耳を傾けるほど優しくないんでー』 ページ45

『え』

桂「え」


桂が後ろに振り返る。その「え」とは何に驚いたのだろうか。

手錠された事なのか私が「え」と言ったからなのか。

因みに私は簡単に手錠かけられた事に驚いています。

だってアレだよ？土方さんとか総悟とか捕まえられない人だよ？こんな簡単でいいの？ねぇいいの？


桂「し、真選組！？」

『え？気づいてなかったの？よく逃げられるもんだから気配に敏感かと思って気合入れちまったじゃんかクソ』

桂「ふはは！一人でなに盛り上がっているんだ恥ずかしい、笑えるな無様だっ！」

『その恥ずかしい人に簡単に捕まったのはどこのどいつよ？』

桂「あ、そこ言っちゃうー？」

『え？そこ言っちゃうー』


まあ兎も角、捕まえた事は捕まえたので上司に連絡しようと携帯を取る。

すると「ちょっと待て」と声を掛けられた。


『私攘夷浪士に耳を傾けるほど優しくないんでー』

桂「そんな冷たいこと言わないで話ぐらい聞いてくれよー母さん」

『誰か母さんだ。バカ息子が』

桂「あれ、意外とノってくれる」


桂の話からはどうやら友人に用があるからそこまで付き合って欲しいと言われた。

断ろうとしたが、んまい棒を貰うという条件で付き添う事にした。そこ軽いとか言わない。

もちろん手錠はそのまま。

「んもん！手錠痛いわよ！痕ついたらどう責任とってくれんのよ！ねぇ聞いてるの！？」

とオネェ口調でグチグチ言うがもちろんそれもスルーで。

第45話、『知らない赤の他人の家にお邪魔するのはどうかなと』→←第43話、『なぜ貴様が此処におる』

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