私は神威じゃないって何回言ったらわかるんじゃァァアア！！

第41話、『・・・なんで土方さんの部屋？』 ページ42

『た、ただいまー・・・』


私はブーツを脱ぎながら言う。靴の数は少ない、殆どは見回りだろうか。

早く怪我の手当てをしたい。あぁもう、病院に行ったのにコレじゃあ意味がないじゃないか。

いや怪我の手当てより、まず体を綺麗にしたい。雨の中だったから全身濡れてるし泥だらけだ。


土「帰って来たかこの馬鹿！仕事休むときは俺に一言伝えてからにあれほど・・・ってA！？」

『あ、土方さん。ただいま』

土「ただいまじゃねーよ！どうしたんだ！？」


ズカズカ大股でこっちに歩いてきて私の両肩を掴む。

あーもーいたいなあ。


『煩いですよ、まったく・・・。そんな大声じゃなくても聞こえてますって』

土「うるさいって・・・たく！早く風呂に入って来い！上がったら俺の部屋に来いよ」

『・・・なんで土方さんの部屋？』

土「この件に関して俺がスルーするとでも？」

『あー、話、スか』


行って来い！と背中を押され風呂に向かう。

もちろん怪我をしている背中を押されて物凄く痛かったのでかわりに副長の股間を蹴ってやりましたよ。


・・・・・・


風呂に上がった私は黒い着流しを来て土方さんの部屋に向かった。

部屋につくと土方さんと女の医者らしき人物。


土「じゃ、こいつ頼みますわ」


そいうと土方さんは終わったら呼べよと一言残し出て行った。


『手当て、ですか？』


笑って頷くとテキパキと手当てを始めた医者さん。

あぁ、疲れた。

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