Session 3: 実渕玲央 「拒食症の私」 ページ6
車の中はラベンダーの香りに纏われていてもう100%リラックス気分。
貴 「ねぇ、レオ姉。」
運転中のAちゃんの横からのプロファイル、これもうモデル並なのよ!!
隠し撮り勿論してるわバッチシ←
実(桃井さんにも送っちゃおっと!)
貴 「体、日が増すと綺麗になってるね」
なっ///
実 「//有難う。頑張って食べたりしてるの」
今日まだ一度もフラついてない。
体重計に乗ったら、奇跡的に初めて体重が少し増えていた。
勿論最初は焦って、また拒食になりかけたけど、先生と絶対乗り越えることを思い出して
精一杯拒食するのを拒否した。
実 「でも、体…あまり綺麗じゃないよ。むしろ、汚れている。」
細過ぎてる私の体。食事の量が少な過ぎて、体が保てるよう筋肉が減少していった。
『レオ太り過ぎ。痩せた方がいいよ』
実 「!!」
貴 「レオ姉?どうしたの?」
心配そうに話し掛けてくるAちゃん。
実 「…他界した母の事を思い出したの。」
そしてAちゃんに語った。
私が拒食症になったのは母が言ったこの言葉だった。
父親もいなく、女一手で育ててくれた母。その母のため、何でも完璧な息子になりたかった。
だから、食べるのも控えて、母から褒めてもらいたく、母の好きな息子になりたかったから。
でもそれが除除にエスカレートし、入院までもした。
今になって母は他界しても、拒食症は治らずでいた。
貴 「レオ姉の母親は何を考えてそう言ったのかわからない。
けど、私は健康な体で、人生精一杯生きるレオ姉が一番だと思う。
自分の体をもう拒まなくていいのよ」
ゆっくりと私に言うAちゃん。
本当に私の天使。
実 「…有難う」
貴方の言葉は本当に私の救いだわ。
貴 「着いたよ!((ニコっ」
私達が着いたのは
実 「スパ?」
Session 3: 実渕玲央 「拒食症の私」→←Session 3: 実渕玲央 「拒食症の私」
316人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「黒子のバスケ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
∞エイターレンジャー∞(プロフ) - 最高でした。 すごく感動して、涙が出ました。 素敵な作品を、ありがとうございます。 (2015年10月21日 23時) (レス) id: b7598b581d (このIDを非表示/違反報告)
火風(プロフ) - あの、ひとつだけ質問いいですか?水戸部君の話は少し「霧雨が降る森」をイメージしてるんですか?あ、違っていたらごめんなさい。長々と失礼しました。 (2015年1月3日 0時) (レス) id: bf95e01698 (このIDを非表示/違反報告)
遊(プロフ) - 読んでいて何処か心暖まる作品でした!精神病と聞くとちょっと重いイメージですが、見事な感動物語になっていて素晴らしいと思います!リクエストで、赤司と今吉をお願いしますm(__)m (2014年9月16日 23時) (レス) id: 9bb42d4f91 (このIDを非表示/違反報告)
凜ノ宮アリア - この作品すごく面白かったです!!話読んでて泣きそうになりました!! (2014年7月13日 15時) (レス) id: ab3b9fde5b (このIDを非表示/違反報告)
矢城 莉緒 - この作品大好きなんです! 社会人っていうところもいいですね 個人的に日向先輩が好きなのでぜひ作って欲しいです!! 楽しみに待ってます (2014年6月21日 22時) (レス) id: ca3a7a9da1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:真理リン | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Marilin/
作成日時:2014年4月21日 16時