Final Session: 水戸部凜之助 「発話障害の僕」 ページ31
しぃちゃんと遊んでる。
前と同じだ。
でも、この日だけ忘れたんだから、何かあったに違いない。
水(小) 「しぃちゃん!!待ってよ!」
しぃちゃんを追いかけてる。
し 「えぇぇ?!凛ちゃん聞こえないよ〜!!あはは!」
走り続けるしぃちゃん。鬼ごっこだったのか。
はっ!
向こうから…トラック?!しかも運転手明らかに転寝してるし!
そしてしぃちゃんが向かってるのは…トラックの走ってる道。
水(小)「!!しぃちゃん!!危ない!」
し 「水戸部君聞こえな〜い!あはは!」
後ろに振り向いてるのに前進してる、危ない!
無意識に僕も手を伸ばした。
((ゴッ
最悪状態。
しぃちゃんが…車に刎ねられた。
僕は小さい僕を見た。
水 (小)「しぃちゃん!!しぃちゃん!!」
大声で叫んでる。しぃちゃんの近くに走って思いっきり叫ぶ続けてる。
周りの人が救急車などを呼んでいる中、僕は只管叫ぶ続けていた。
水 (そう…か。これで、僕の声が封印されたんだ。)
いくら叫んでも届かなかったから。
一番届いて欲しい人に届かなかったから。
僕の体が再び中に浮かび、
先生の部屋で目を開いた。
Final Session: 水戸部凜之助 「発話障害の僕」→←Final Session: 水戸部凜之助 「発話障害の僕」
316人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「黒子のバスケ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
∞エイターレンジャー∞(プロフ) - 最高でした。 すごく感動して、涙が出ました。 素敵な作品を、ありがとうございます。 (2015年10月21日 23時) (レス) id: b7598b581d (このIDを非表示/違反報告)
火風(プロフ) - あの、ひとつだけ質問いいですか?水戸部君の話は少し「霧雨が降る森」をイメージしてるんですか?あ、違っていたらごめんなさい。長々と失礼しました。 (2015年1月3日 0時) (レス) id: bf95e01698 (このIDを非表示/違反報告)
遊(プロフ) - 読んでいて何処か心暖まる作品でした!精神病と聞くとちょっと重いイメージですが、見事な感動物語になっていて素晴らしいと思います!リクエストで、赤司と今吉をお願いしますm(__)m (2014年9月16日 23時) (レス) id: 9bb42d4f91 (このIDを非表示/違反報告)
凜ノ宮アリア - この作品すごく面白かったです!!話読んでて泣きそうになりました!! (2014年7月13日 15時) (レス) id: ab3b9fde5b (このIDを非表示/違反報告)
矢城 莉緒 - この作品大好きなんです! 社会人っていうところもいいですね 個人的に日向先輩が好きなのでぜひ作って欲しいです!! 楽しみに待ってます (2014年6月21日 22時) (レス) id: ca3a7a9da1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:真理リン | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Marilin/
作成日時:2014年4月21日 16時