85話 ページ44
Aside
in体育館
キュッ、キュッと靴と床が擦れる音が聞こえる。
俺は体育館の扉の前で、お目当ての人物を探す。
ﾌﾛ｢ばぁっ！！｣
『ぁ？』
視界を何かが遮ったと思えば、
探していたフロイドの顔。
折角来たのにサボってたらどうしようかと思っていたので、胸を撫で下ろす。
ﾌﾛ｢つまんな。全然ビビんねーじゃん。｣
『今ビビる要素あった？』
強いて言えば、フロイドの肌がトゥルントゥルンだったことにビビった。
『バスケ部の見学来たんだけど、入っていーい？』
ﾌﾛ｢あは！いいよぉ〜！！ねえねえ、一緒にバスケしよー！｣
体育館に入るなり、
バスケをしようとボールを俺の顔に押し付ける。
『いいの？他の人が練習してるけど。』
ﾌﾛ｢アイツら下手くそだし、見ててもつまんねー。｣
見たところ、練習をしているのは先輩で、1年生はフロイドの言った通り、ボール磨きだの片付けだのをしている。
その中にジャミルクンもいた。
『まあ、フロイドがいいって言うならいっか。』
謎のフロイド理論で解決し、
俺はフロイドからボールを受け取る。
ﾌﾛ｢あはは！さすがA！アイツら邪魔だから、ちょっと”お話”してくるね。｣
そう言って練習をしている先輩達のところへ駆けて行くと、先輩達は渋々体育館の端に寄った。
フロイドすげぇ。
ﾌﾛ｢たまたまコート空いたみたいだから、1対1でやろぉ。｣
最初はAからでいいよォ。
と言われたので、ボールを持って前を見据える。
ノリノリなフロイドを相手にする訳だから、
一筋縄では行かないだろう。
俺はドリブルを開始して、
猛スピードでゴールへと突進する。
当然のように、フロイドがその道を塞ぐ。
ﾌﾛ｢ははっ！そんなんで俺から点取れるわけないじゃん。｣
猛スピードで走っている俺が急に止まれる訳もなく、フロイドは俺が突っ込んでくるのを待ち構えている。
が。
ﾌﾛ｢はぁっ！！？｣
フロイドの身長の高さを利用して、
股の間をスライディングで通り抜ける。
俺が小柄で、
尚且つフロイドの足が長いことで出来る技だ。
不服ではあるが。
そして俺は持ち前の運動神経で、
ダンクシュートを決める。
つもりだったんだけど。
俺ダンクシュートとかしたこと無いんだよね。
ドテッッッッ！！！！！
『いったぁぁぁー。』
ジャンプした拍子に足を滑らせて転けた。
ﾌﾛ｢ははは！！途中までかっけぇ、って思ったけどー、やっぱAって馬鹿だね。｣
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珠梨(プロフ) - リドル氏、いえローゼ氏は断固貧乳派の民であります（キリッ） (3月3日 22時) (
レス) @page9 id: ac62a72ef1 (このIDを非表示/違反報告)
雷蔵 - トマトさんまじ好きww (2月26日 1時) (レス) @page50 id: b34786daa2 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - 名前のセンスに爆笑しました ドント・タッチミーってꉂꉂ(´ơ ∀ ơ｀)w𐤔 これからも頑張ってください！ (9月6日 0時) (レス) @page2 id: 79d21be87d (このIDを非表示/違反報告)
コッペパン - とてつもなく面白いです！…マミー・ブッチ参戦…？←？？？ (2023年4月2日 3時) (レス) @page30 id: 3f9059dfb5 (このIDを非表示/違反報告)
アユム(プロフ) - 推しがレオナなのでもっとレオナとの絡みが見たいです！ (2022年8月23日 21時) (レス) id: 3f13a9633c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トマトマヨトマメトマト | 作成日時：2022年8月10日 22時
