風と檸檬とトリップと

時間等要らない ページ23

烏間｢用意……始めっ！！｣




一斉に駆け出す四人。



先ずは中原さんが先頭を切って亜羅々木先生に殴り掛かる。



更にカウンターで白風さんが上から奇襲。





ニンマァア……

咲刃場｢片腹痛いですよ……？｣



亜羅々木先生が、笑った。




ドゴオォンッ！！




首位であんなに強かった白風さんが



只の一発目で吹き飛んだ。




中原｢……！？A？｣





後ろを振り返った中原さんを狂乱の笑みが襲う。





ゴッ！！


掌には金属バットが握られている。





中原｢手前ぇ……！武器はなしだろ！！｣





ぐさり。




咲刃場｢異能力は無しですけど……武器は無しとは聞いてませんから……ね？｣






中原｢つっ……！！糞っ！！｣




ナイフが掌を貫通する。




咲刃場｢そろそろ決着が着きそうですねぇ……中原さん？貴方は私を甘く見過ぎている｣

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