【男主】ぽまえらなんで全員‪α‬なの？【東iリiベ】

41度目のアーッ♂危機 ページ41

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「ねぇ聞いてる？」

『ん、聞いてる。仲間とかそーゆーのじゃなくてだろ』

「そうそう。抱き締めたいし、キスしたいし、ヤリたいし、閉じ込めたい。番にしたい。

あれ、A照れてる？」

『…好意をド正直にぶつけすぎだろお前。照れてねぇよ馬鹿』



　こんなに真っ向から自分に対しての好意という名の独占欲を向けるのは初めてだ。まあ実際、多分少し顔が赤くなってる気がする。ドラケンはドラケンで不意打ち過ぎて爆弾だったな。



「気持ち悪い？嫌だった？」

『好きって言われるのは誰でも嬉しいだろ』

「本当？…ははっAかわい耳まで赤い」

『黙らっしゃい』



　腹立つなぁ年下の癖になんかそういうこと言うのみたことねぇのにこのたらし感。でもなぁ、こいつら‪α‬だから普通に“Ωの俺”が好きなんだろうな。にしても、なんでマイキー勃ってんだ。肩に乗られてるから、当たるんだよ首から後頭部に。



『今勃つ要素あった？』

「まあ気にすんなよ今日は何もしないから。タブン」

『そのタブンが油断ならないんだよ』

「鬼ちゃん、ほら半分あげるよ。俺の好きな奴特権」

『…どーも』



　頭上から手渡されたたい焼きを受け取る。そのとき、マイキーは軽快にブランコという名の俺から飛びおりた。危ないなお前、と言ってから貰った下半身だけのたい焼きを少し食べる。が、思いのほか暑くて猫舌の俺は涙目になりながら一口を飲み込む。



『ぁふっ』

「ねぇ知ってる？」

『どうひた…豆しばの豆知識の時間か？』

「猫舌のやつってキス下手らしいんだけど、試してもいい？」

『ほんまおまえデンジャラスピーポーやで…』

「俺は1人だからヒューマンじゃね？」

『…君のような勘のいいガキは嫌いだよ』



　ずいずい、と近寄るマイキーに、俺はブランコに乗りながら地を足に付けて後退する。それはもちろんのこと、退けなくなってくる。腰にブランコの板が当たる。完全密着されて、イヤでもマイキーのブツが当たる。



『たい焼きが俺がすぐ食べてくれなくて解せぬって言ってる』

「下半身が喋るわけねぇだろ」

『うっ……るさせぇなテレパシーに決まってんむっ、』



　マイキーもたい焼きを食べていたから、あんこの甘ったるい味が俺の口の中にまで広がってきた。



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皆さんあんこ食べられる人間ですか。私は甘いものは好きでもあんこが食べられない系人種です

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