【BL】VOISING (ページ33)

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いるらん「年の差」前編ページ33

俺はらん。俺にはある好きな人がいる

いるま「おっ生徒会長は図書室で真面目に勉強か」

らん「ん？あっ！いるま先生…//」

そう…その人は…この人、いるま先生だ。先生に恋しちゃいけないのは分かってる…だけど生徒会長と言うこともありいるま先生とたくさん話しているうちに惚れてしまった…

いるま「何の勉強……ってお前顔赤いぞ？熱でもあるのか？」

らん「えっ！？あっいや…そう言う訳じゃ…//」

いるま「ちょっとごめんな」

ピタッ(おでことおでこをくっつける)

らん「！？えっ…ちょ…！？」

ちっ近い…これじゃあもっと顔が赤くなっちゃう…//

いるま「熱は無さそうだな。体調とかは大丈夫か？」

らん「はっはい…！」

いるま「そうか。まあ大丈夫だとしてもそろそろ帰れ」

らん「そうですね。もう暗くなってきましたし帰ります」

もう少し話したかったな…

いるま「……らん、この後の予定は？」

らん「特に何もないですけど…それが何か？」

いるま「じゃあここで待ってろ」

らん「え？」

いるま「２０分くらいですぐ戻る。んじゃ！おとなしく待ってろよー」

らん「え！？ちょっ先生！？」

行っちゃった…待ってろって何かあるのか？

２０分後

いるま「おっ！おとなしく待ってたみたいだな」

らん「先生が待ってろって言ったんでしょ」

いるま「そうだったな」

らん「それで何ですか？」

いるま「もう遅いからな。何かあったら困るから家まで送る」

らん「え？いいですよ！？」

いるま「はいはい、可愛い生徒会長は先生に言うこと聞きましょーねー」

グイー

らん「えっちょっと！？」

いるま「あっヤベ。ちょっと忘れ物したから助手席座って待ってて」

らん「あっはい…」

……本当に乗ってしまった…先生ともう少し話すことが出来るから嬉しいけど…こんなの聞いてないよー…

いるま「ごめん、待たせた」

らん「全然大丈夫です！」

いるま「んじゃ向かうか」

いるらん「……」

ヤバい…ずっとこんな状態なんだけど…話しかけたいけど…何話せば…

いるま「らんってさ好きな人とかいるのか？」

らん「えっと…何ででしょう…？」

いるま「高校生ってみんな恋するのかと思ってな」

らん「……いますよ」

いるま「え…！？いる…のか…？」

らん「はい。……でも叶わない恋なので…」

いるま「それって…？」

らん「それは秘密です。そう言う先生は？」

いるま「俺は…」