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*視点なし*
薄暗い部屋で、2人の少女が電子機器を触っていた。
「なぜ、あの情報を流したのですか?」
そう答えた彼女は、もう一方の子の従者のようだった。
「いいじゃない。そうしないと、誰がPlayerで、誰がそうでないかが分からないじゃない。そうしないと、無関係な人を傷つけることがある。それは、私達にとっても不利でしょう?」
もう一方の人は納得したのか、もしくは逆らうことができなかったのか、「あ、ああ」と言い、また電子機器を触り始めた。
*美紅視点*
誰の能力が強化されたか知るために、リストバンドからチームのマイページへと向かう。すると、お知らせ欄に零の能力が強化されたと書かれていた。正直、誰でも良かったので、「期限が過ぎたら誰も強化しません」よりマシだと考えていた。
「よっ、美紅。敵同士になっちまったな」
琳が駆け寄ってきた。琳とはチームを組んでいないので、敵同士だ。しかも、彼は私と零の能力を知っていると同時に、彼の能力を知っている。戦闘にあたっては、危険な人物だ。
「琳か。まぁ、敵になっても負けないだろうけど、こっちは」
「いや、そんな話をしに来たわけじゃない。俺のチームは強い能力者が出揃った。ここで、共同戦線を組まないか?」
「共同戦線?」
私は首をかしげる。確か、残れるのは4チーム。参加するのは40チーム。自分のチームが残るだけでも困難なのに、琳たちと一緒に残るだなんて。2チームが一緒に残る確率なんて少ない。
「逆に、美紅と零の能力も知っていれば、簡単にLIFEを削れるわけだ。最後の5チームになれば、俺らで戦ってもいい」
「取り敢えず、みんなに相談していい?」
琳がOKを出すと、メールにて零に相談した。
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夢詩どれみ(プロフ) - riiuさん» ありがとうございます(^ ^)タイトルには画像を使っています。 (2019年6月26日 22時) (レス) id: a076833f59 (このIDを非表示/違反報告)
riiu(プロフ) - 凄いですね…!!所で、タイトルの文字ってどうすればそんな風に出来るんですか? (2019年6月26日 15時) (レス) id: d32ce14729 (このIDを非表示/違反報告)
夢詩どれみ(プロフ) - さぬきさん» ご指摘ありがとうございます!書き直します! (2019年5月7日 18時) (レス) id: a076833f59 (このIDを非表示/違反報告)
さぬき(プロフ) - 失礼します、学園モノ好きなので、とても面白いです!3点リーダーを2の倍数セット使うと小説っぽくなりますよ、これからも頑張ってください! (2019年5月7日 17時) (レス) id: 640a4ce08b (このIDを非表示/違反報告)
秋桜うさぎ(プロフ) - 篝雫ーカガリシズクさん» いえいえ!こちらこそ読んで頂きありがとうございます! (2019年3月25日 9時) (レス) id: a076833f59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夢詩どれみ | 作者ホームページ:
作成日時:2019年2月11日 9時