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卌壱 ページ43

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鬼が少し怯む。






「ほら。」






私の指を差し出す。



が引っ込める。




ひたすら避ける。



それを繰り返してこちらに気をそらせる。








ものすごく強い訳ではないからあちこちに傷ができるが




それと比例して私の血の匂いも強くなる。






鬼の武器の帯と私の刀がぶつかった時だった。





「もうだめね。」







もう遅い。




背後には善逸くん。









ザッ



ほぼ同時に二体の鬼の頸が切れた。









が、




炭治郎くんの様子がおかしい。




、、、毒で動けないの?







あ。まずい。男の鬼の攻撃が!!!!



炭治郎くん!!





「「逃げて/ろ!!!!!」






宇随さんと私の声が重なった。






…………





禰豆子ちゃんのおかげで炭治郎くんは助かったみたいだ。




よかった、、。




引きずる脚で炭治郎くんの元へ走ると




ぼうっ



と禰豆子ちゃんが炭治郎くんを燃やした。




禰豆子ちゃんの血鬼術、すごい役に立つ。






鎌で突かれた伊之助くんに近づくと




伊之助くんの心臓の音が弱い。






「禰豆子ちゃん!」




ぼうっと燃えると




「腹減った!」




よかった。いつもの伊之助くんだ。



善逸くんも重傷だが、命はある。





宇随さんの元へ禰豆子ちゃんを連れて向かうと






何この状況。



お嫁さん方?夫さん、意識失いかけてますよ。


なぜ喧嘩しているんです?




こんな騒がしい方々だったのね。






禰豆子ちゃんが血鬼術を使うと毒が消える。




宇随さん、、。




腕が切れて目がやられている。





急いで私の羽織を破って腕を止血する。




「、、言うことを聞かなくてすみませんでした。」




そう呟くと



大きな手が私の頭に乗っかった。




「謝るな。周りを見ろ。誰も命を落としてないだろ?」







「派手に頑張ったな。」



温かい手と言葉につい





ぽろぽろと涙が溢れる。




「よがっだぁぁ!!!」







と泣き崩れる私。




「ありがとう。Aさん。」



雛鶴さんに手を握られる。








よかった。本当によかった。







私、頑張れましたよ。





見てくれていますか?煉獄さん。

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あずき。(プロフ) - つばきさん» ありがとうございます!! (2019年11月8日 19時) (レス) id: 649f8509af (このIDを非表示/違反報告)
つばき - 面白い! (2019年11月7日 7時) (レス) id: 7c96c23d45 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あずき。 | 作成日時:2019年11月4日 19時

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