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廿漆 ページ28

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「痛ったぁ、、。」





あの日から毎日鍛錬をしているものの全く強くなれない。





だからなのか日輪刀じゃない普通の刀さえ持たせてくれない。







そんな弱い私のために時々柱の方々が稽古をしてくれる。





今日は宇随さんだった。




「地味だなぁ!!!」






がはがはと笑う。






うわ。頭にくる。





力任せに木刀を振るうが





「うっわぁ。」





抱きしめられた。



なんだこの状況。






ぎっちぎちで逃げられないし。




その抱きしめられた状態で引きずられながらどこかへ連れてかれる。




なんも見えないから今自分がどこにいるかもわからない。




急に離されて畳の上に座らされたと思ったら




「派手に寝ろ!!」



ん、、、?




「いや。稽古してくださいよ。」





立ち上がろうとすると腕が引かれた。





あぐらをかいて座った宇随さんの膝の上に頭を乗せられる。






ぽんぽんと背中を叩かれるとまぶたが重くなる。








あぁ。最近あんまり寝ていなかったからなぁ。







気付いたら意識が飛んでいた。









「派手に頑張りすぎるのもよくないぞ。」







私の髪を手で解かしながら宇随さんがそんなことを言っていたのは私は知らない。

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あずき。(プロフ) - つばきさん» ありがとうございます!! (2019年11月8日 19時) (レス) id: 649f8509af (このIDを非表示/違反報告)
つばき - 面白い! (2019年11月7日 7時) (レス) id: 7c96c23d45 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あずき。 | 作成日時:2019年11月4日 19時

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