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廿 ページ21

.

アニメ以降の話がここから入ります、




_____







列車に乗り込んで分かったこと一つ。



この汽車、鬼が出るらしい。




ひぇぇぇ。






「俺、降りる!!!」




「どっちが速いか勝負だ!!!」







善逸くん。降りたい気持ちは分かるよ。





そして伊之助くん。脳味噌が猪くらいになってるよ。




あ。元々か。




「切符を拝見します。」



顔が見えない、、。


大丈夫?具合が悪いのかな?





切符を渡すと









パチンっ






.....




「こっちへおいで。」



「お、父さん?」




もうこの世にはいないはずのお父さんが目の前で笑って手招きしている。




震える足でお父さんのもとへ行くと




頭に何かがのった。



姿見の前へ立たされる。



花で作られた冠だった。




「きれい。」


口角が自然と上がる。


「Aは、Aだけはずっと笑っていてくれ。」



寂しそうに私の頭を撫でる。




私の家の血筋はみんな稀血だった。

廿壱→←拾玖



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あずき。(プロフ) - つばきさん» ありがとうございます!! (2019年11月8日 19時) (レス) id: 649f8509af (このIDを非表示/違反報告)
つばき - 面白い! (2019年11月7日 7時) (レス) id: 7c96c23d45 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あずき。 | 作成日時:2019年11月4日 19時

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