特別な稀血は特別扱い。【鬼滅の刃】

拾弐 ページ13

物凄いキョトンとされる。


あぁ。まだ私自己紹介してなかった。




「柱の手伝いをしています。藤咲Aです。」


「柱合会議の時にいたものでつい、、」





炭治郎くんがハッとする。



「あぁ！どうりで嗅いだことがあるような匂いがしたのか！！」





怖い怖い。匂いって何？


私、臭う？



それとも実は炭治郎くん鬼でした的な？





「竈門炭治郎です！あ。俺鼻がきくんです！」



ほおほお。




そして私の視界の端でカタカタしているたんぽぽは一体なんだ。






「よろしくお願いします。」


手を握って挨拶を交わすと







「可愛いですねぇぇぇ！！そして炭治郎は手を離せぇぇぇぇ！！！」



うるさい。




煉獄さんよりうるさい人なんて珍しい。





べりっと手と手を離される。



「結婚してください！！！！」



「すみません。」



秒で断るに決まってる。





「お願いだよぉぉ」



と、腰に抱きつきながら泣き出した。





めんどくさいからそのまま炭治郎くんに私の血の話をする。






禰豆子ちゃんのためにもね。


すると、


「あ。だから甘い匂いが強いのかな。」



そう呟くと炭治郎は私の首筋に鼻を近づけた。









ん？

近づけた？



え！！！？


すんすん聞こえるのですが！！！？

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