狗の嗅覚は恐ろしいとは。 ページ46
自室への帰路を歩く。
猫なのに足音がドンドンとなっている気がするが仕方ない。
人間に戻ったらどんな嫌がらせしてやろうか。
勿論梶井の場合は嫌がらせじゃ済まさないけど。
そんな事を思っていると、何かが顔に当たった。
何だろう、と見上げてみる。
「猫？」
『ニ‶ッ(げっ)』
予想外の人物に思わず顔を顰めた。
そんな気もしらず、
「...悪くはないな」
己は何様じゃ。
「どことなくAに似ている気がする」
此奴、意外と鋭い。
そして何か思いついたのか、パッと顔を上げた。
「仕方ない。何処から来たか知らないが、私が面倒を＿＿あれ」
渡井は猛ダッシュでその場から遠ざかった。
奴に面倒を見て貰う？冗談じゃねぇよ。
まだ大豆10個食べろって言われた方がマシだっつーの！食べないけど。
追いかけてくる気配はない。
私は走るのを止め、後ろを向きながら角を曲がろうとした。
＿＿が、また何かに当たった。
「何故このような処にいる」
『...ニャ(あ)』
其処には書類を持った龍くんがいた。
今にも『羅生門』を出しそうなオーラが漂っている。
それにジッと見られてて動こうにも動けない。
すると本当に『羅生門』を出してきた。
...え、喰われる！？
思わずぎゅっと目を閉じた。
何かが体に巻き付き、そのまま持ち上げられる。
不思議に思って目を開けると、龍くんと目が合った。
「無様な姿だな、A。梶井に毒でも盛られたか」
『ニャ...ニャアァァァァ！！(りゅ...龍くぅぅぅん！！)』
「黙れ、喰うぞ」
ハイ。
2時間後、無事に人間に戻れた。
部屋で龍くんが持ってきてくれた書類を見ながら、何故あの黒猫が私だと気づいたのか聞いてみた。
「愚者め。あんな可愛げのない猫がどこにいる。貴様しかありえん」
『君も嫌がらせリストに入るかい？』
悪かったな可愛げがなくて！
次の日、首領と中也、そして梶井の悲鳴が拠点内に響き渡った。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝
テスト期間中です()
映画公開まであと僅か...！
楽しみで仕方ありません！！しかも特典まであるなんて...げっつせねば(使命感)
次話、酔っちゃった徳永でございます！
お酒ネタは初めてなので、今言わせてください。
うまくかけなかったらすみません！！！！！()
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1041人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
でんでん - 徳永さんの黒の時代がとても面白いです！ (2月26日 0時) (
レス) @page7 id: e3b856a7a9 (このIDを非表示/違反報告)
るぅと - https://cdn.picrew.me/app/share/202005/258388_pj2ocJeQ.png (2020年5月11日 9時) (レス) id: 623f3ee5b5 (このIDを非表示/違反報告)
るぅと - ミニ徳永ちゃん (2020年5月11日 9時) (レス) id: 623f3ee5b5 (このIDを非表示/違反報告)
るぅと - 夢主徳永ちゃんです！Pcuruで作りました (2020年5月11日 8時) (レス) id: 623f3ee5b5 (このIDを非表示/違反報告)
るぅと - https://p02.nosv.org/?src=https%3A%2F%2Fcdn.picrew.me%2Fapp%2Fshare%2F202005%2F42922_NjYLl6l1.png&w=600&h=&ext=1&zc= (2020年5月11日 8時) (レス) id: 623f3ee5b5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：RANA
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/my.php?svd=seb
作成日時：2018年1月13日 1時
