【文スト】参謀とは。4

キレる5分前の出来事とは。 ページ37

時計の針が3時を指した。


私は首領から貰った券を持ち、以前＿＿龍くん達が人虎捕獲の時＿＿行った喫茶店へと向かっていた。

半ばスキップで。


あそこにはあれからちょくちょく言っていたので、店長とも仲良くなれた。

あの人めちゃめちゃ優しい。
この間は新作だというケーキをおまけでつけてくれた。

さて、今日のデザートは何かな。






「酷いよな。爆発だってよ」

「店長さん、助かるといいねぇ」


目の前には半壊した喫茶店"だった"もの。
軍警と消防士が中を行き来していた。


頭上で野次馬の声が飛び交う。


私は現場を暫く眺め、踵を返し歩き出した。


「なんでも、最近報道(ニュース)でやってるテロ組織の仕業らしい」

「マジか。おっかねぇなぁ」


二人の男性の横を通った時、そんな会話が聞こえてきた。


そのテロ組織は、マフィア内でも話が上がっている。

うちの傘下も幾つかやられていて、確か組織の構成員の生け捕り計画を私が立てた。

それは見事成功。
今は姐さんとこの拷 問専門の班が拠点の場所を吐かせようとしているが、中々口を割ってくれないと首領が言っていた。


...成る程ねぇ。



私は携帯を取り出し、操作した後耳に当てる。

呼び出し音はすぐに止まり、相手の声が聞こえた。


「君からの電話は何時振りだろうねぇ。如何したんだい？」

『すいません、今日は帰りが夜になります』

「それは構わないが...何かあったのかね」

『ちょっと塵を始末しようかと。それと、姐さんに"もう虜囚は用済みだ"と伝えておいてください』


返事も聞かず、通話を切った。

携帯をポケットに突っ込み、早足で歩く。


無意識に帽子を被り直した。







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話の運びはこんな感じです。


マジギレ→照れ→コミックス番外編→猫化→酔って甘々→続編


本日を持って、リクの受け付けは中止します。
リクをくださった、ありがとうございました！

また機会があったら書きたいと思うので、その際はまたリクをくださいませ。


PS.
SSRチケットで樋口ちゃん来ました万歳。

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