潜入成功とは。 ページ19
コツコツと靴の音が廊下に響く。
慣れないヒールを履いたからか、踵が少し痛い。
通信室と書かれた表示がある扉の前で足を止める。
そして司令官席にいる包帯男の隣の席に座る。
くるり、と回転式の椅子が回るのが聞こえてきた。
「似合っているじゃないか」
『お世辞どーも。あ〜、苦しい』
きっちり留めていた釦を二個外す。
スーツを脱いで椅子に掛けた。
「姐さんから借りたのかい?」
『そうそう。何でも持ってるからね〜、女子力高い』
「君は女子力皆無だもんね」
『ぶっ飛ばすぞ』
多少はあるわ女子力。
何故私が慣れないヒールを履き、スーツを着ているのか。
理由は此処__異能特務課の通信室に入る為である。
私と太宰は戦況を見る役割となった。
だが私はポートマフィア。
友達の家にお邪魔しやーす、というノリでは入れない。
そんな事したら即逮捕される。笑えねぇ。
なので、特務課に変装することにした。
姐さんから借りたスーツを着てヒールを履き、そして何故かしら少し化粧をされた。
あの時の姐さんの楽しそうな笑顔...可愛かったです。
そして伊達眼鏡を掛ければ変装完了。
んでもって証明書を作れば特務課の仲間入り、というわけだ。
「怪我は如何誤魔化したんだい?」
『徹夜で仕事してたんで出勤する際階段から転げ落ちましたって言ったら納得してくれた』
「...緩いね」
『それ思った』
大丈夫か特務課。
何、よくいるのかな...徹夜で出勤して階段から転げ落ちる人。
マイク付きのヘッドホンをつけて、パソコンを起動させた。
私は戦況を見る他にもやる事がある。
太宰もパソコンを操作し始める。
暫くすると、ヘッドホンから音が聞こえた。
「潜入しました」
敦くんの声だ。
どうやら『
「中の様子は?」
「静かです。誰もいません」
誰もいない、か。
...なんか嫌な予感するなぁ。
そう思っていると別の声が聞こえてきた。
「殆どが脱出した」
あ、予想的中?
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でんでん - 徳永さんの黒の時代がとても面白いです! (2月26日 0時) (レス) @page7 id: e3b856a7a9 (このIDを非表示/違反報告)
るぅと - https://cdn.picrew.me/app/share/202005/258388_pj2ocJeQ.png (2020年5月11日 9時) (レス) id: 623f3ee5b5 (このIDを非表示/違反報告)
るぅと - ミニ徳永ちゃん (2020年5月11日 9時) (レス) id: 623f3ee5b5 (このIDを非表示/違反報告)
るぅと - 夢主徳永ちゃんです!Pcuruで作りました (2020年5月11日 8時) (レス) id: 623f3ee5b5 (このIDを非表示/違反報告)
るぅと - https://p02.nosv.org/?src=https%3A%2F%2Fcdn.picrew.me%2Fapp%2Fshare%2F202005%2F42922_NjYLl6l1.png&w=600&h=&ext=1&zc= (2020年5月11日 8時) (レス) id: 623f3ee5b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:RANA | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php?svd=seb
作成日時:2018年1月13日 1時