逆刃刀の女2【銀魂】

貴「そういや、山崎は？」小「あぁ、看護師に変装して、お疲れ様です。と言いながら、下痢剤を混ぜた飲み物を渡した。今頃は厠だろう。」貴「あいつチョロすぎない？？」 ページ46

貴方side

病院での退屈な入院生活も2日目となった。


貴「あ〜〜退屈すぎて死ぬ。ねぇ山崎なんか面白い話して。」


山「無茶振り過ぎますって！？姐さん！！」


貴「上司命令。」


山「刀を取りながら言わないでください！！」


相変わらずベッドの下にいる山崎を弄りつつ暇を潰す。



山「あっ！じゃあこれなんかどうです？なんか最近でるらしいんですよ。幽霊。」

貴「幽霊？」

山「はい。最近病院の中はその噂で持ちきりです。なんでも夜な夜な、助けてと言うプラカードを持った白い化け物と、長髪の幽霊がでるらしいんです。


見たら最後、地獄まで引きずり落とされるとか………。」


貴「ふーん。」

山「あれ！？？反応薄！！」


まぁ、銀時に聞かせたら面白そう(ゲス顔)


そんな話をした夜。なかなか寝付けずに天井を見つめているとコンコンと言う音が聞こえてきた。
….…窓から。


逆刃刀を手にして恐る恐る窓に近づき、
カーテンを開いた。


エ(開けて！！助けて！)


小「ずっとスタンバッてました。」


そこには、プラカードを持った白い化け物と、幽霊のような髪をしている小太郎が、窓にへばりついていた。


貴(……………うん。見なかったことにしよう。)

そっとカーテンを閉じてベッドに戻る。

すると窓の鍵が外れた音がした。


小「スルーするなんて酷いぞ！なぁエリザベス。」

貴「…どうやって入ったの？」

エ(窓を開けるコツがある)


貴「なら最初からそうしろヤァアア！！」

小「いや、この方がAも喜ぶと思ってな。」


貴「喜ぶわけないわ！！むしろ心臓止まりかけたわ！！！つーか変な噂広めてんじゃねぇー！！」



ふいに小太郎の顔に影が落ちた。



小「….…仲間から知らせを聞いた時、心臓が止まりかけたのは俺の方だ。
無事で….…良かった。」


急に真剣になった小太郎に腕を引っ張られて、その腕の中に抱きしめられる。

その声は、震えていて。

小「Aがいなくなった時、いったいどれだけ心配したとッ。


あんな思い、もう二度とっ…してやるものか。

Aまでいなくなったら、俺はどうすればいい？
お前は言ったな。俺を一人になんかさせないと。

ならば、俺を置いていこうとしないでくれッ！！」


私を抱きしめる力は強くて、荒々しい。いつもの小太郎じゃない。


貴「……心配かけてごめん。大丈夫だよ、小太郎。私はいなくならない。私の魂は貴方と共にある。」


小「……だったら誓ってくれ。その唇で。」


貴「え？」

貴「展開急過ぎない！？おい作者ァア！！！」作「ヒェ！！ごめん許してェエエ区切りが良いところで続編に行きたいの！！」→←真のプロローグ

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