逆刃刀の女2【銀魂】

過去回想編16 ページ30

貴方side




優「Aお姉ちゃん！！剣術を教えてもらえるようになったよ！！皆に筋が良いって褒められた！」

貴「そっかー！良かったねぇ。」

優「大きくなったら僕が、Aお姉ちゃんを護るからね！！！」


ズッキューーン！！

キラキラした興奮気味の表情でこちらをみてくるその姿が愛おしくて仕方がない。


貴「っ……あぁもぅ！優太、大好き！！」


ぎゅーと抱きしめると、優太は少し照れくさそうに笑いながら、抱きしめ返してくれた。

優「えへへ。僕もお姉ちゃん大好き！！」


あーまじで癒し。天使すぎる。

銀晋辰小「お、俺/わしもAを護/るぜ。/るぜよ！！/ろう！！」

何故か慌てた様子の銀時達。

優「……？？…！お兄ちゃん達も、僕が大きくなったら護るからね！！
お兄ちゃん達もAお姉ちゃんも大好きだし、大切だから！」


銀晋辰小「っ……あーもーこいつは！！」


銀時達が優太の頭をぐしゃぐしゃと撫でる。

優「わあっ！！どうしたの？僕なんか変なこと言った？」


貴「嬉しかったんだよ、ね？みんな！
銀時、晋助、顔が赤いよ〜？？」



銀晋「う、うるさい！！/うるせェ！！」



皆で、笑いあった幸せ。



なのに、どうして、神はこんなにも残酷なのだろうか。




日々の幸せと相反するように、戦況は刻々と激しさをましていった。


そして、




貴「ッ…………辰馬っ！！」




目の前にいるのは、腕を切られ重傷の辰馬。

辰馬は敵の負傷兵を運ぼうとして、負傷兵ごとやられたらしい。





私は辰馬のそういうところが嫌いでーーーー
大好きだよ。

辰「おまんにこんなに心配してもらえるんじゃったら、怪我したかいがあったのぅ。」

貴「………ばかっ。」

辰「ただ………おまんを力いっぱい抱きしめられなくなるのは…嫌だの。」

貴「ッ……！」


辰馬の苦しそうな表情の中に切なさが混じって、その瞳の中の真剣さと色気に、こんな状況だと言うのに不意にドキッとしてしまった。



銀「ん"ん"ッ。
剣を振り回すだけが侍じゃねぇ。敵を斬るばかりが戦じゃねぇ。

坂本辰馬の戦は、剣一本で片つく、せこい戦じゃねぇのさ。そうだろ？」

わざとらしく咳払いをした銀時が、こちらを見ていう。


貴「あぁ。もちろん。」



晋「敵のツラ、覚えてるか。」



辰「お前ら……」


銀「生憎その…せこい戦とやらが好きでな。
お前はお前の戦をすればいい。俺達ゃ俺達の戦をするだけだ」

貴「仇は必ず……とる。」

過去回想編17 作「銀さん、誕生日おめでとう！私からのプレゼントあげるね！」銀「２日まえだけどな…ってえ？」貴「ぎ、銀時誕生日おめでとう(額に)チュッ！」銀「ッ…！(上目遣い＋赤面＋キスとか可愛すぎんだろ！襲うぞコノヤロー！！作者ナイス！)」→←過去回想編15 攘夷戦争時代の夢主の服装 上が赤。下が白色の袴姿。紅色のリボンで髪をポニーテールにしている。

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