逆刃刀の女2【銀魂】

過去回想編12 紅の姫 ページ26

貴方side


バチバチと炎が燃える音がする。


私達の背後には、燃えている松下村塾。



ーーー松下村塾、吉田松陽が弟子、坂田銀時！
ーーー同じく桂小太郎！
ーーー同じく高杉晋助！
ーーー同じく睦月A
ーー「「「「参る！！！！」」」」ーーー




なんで、ねぇ、どうして？

あの時あんなに優しい笑顔で笑ってたのに、


ーーーー松下村塾へようこそ。ーーーーー


なんでっっ！！！行っちゃうの！！！


貴「行かないでっ！！！松陽先生ッ！！」

銀「松陽っ！！！」


叫んでも、もがいても、私と銀時を押さえつける奴等はどいてくれない。





松「A、銀時、後のことは頼みましたよ。
仲間を皆を守ってあげてくださいね。」




嫌だ、いやだよ、いなくならないで！！


涙で滲む視界に、薄っすらと微笑む松陽先生の姿が映る。

その後ろ姿が、どんどん遠ざかっていく。

あぁ。

まただ。

私が弱いせいで、また、大切な人を護れない。


私は全然強くなれてない。私は、弱いままだ……




銀貴「松陽先生ェェエエエ！！！！！」


私と銀時の絶叫が満月の夜の下で響き渡った。







ーーそれから、数年後。


白夜叉、坂田銀時。

狂乱の貴公子、桂小太郎。

鬼兵隊総督、高杉晋助。

声のでかい人、坂本辰馬。
辰「いやだからおかしi((((殴


紅の姫、睦月A





私達は、松陽先生を取り戻すため、毎日戦場を駆け回っている。



もう一体何人、人を、天人を殺しただろうか。

あと何人倒せば、あの人を取り戻せる？

目の前にいる敵を、ひたすら斬る。そんな毎日を送っているうちに、私の心は少しずつ荒んでいった。


そんな時に、あの子と、出会った。



んだけど………。


辰「おまん、誰と話しとるんじゃ？」

辰馬が不思議そうに私の顔を覗き込んできた。


………ひとまず、シリアスシーンを思いっきりぶち壊してくる馬鹿を誰かぶん殴ってほしい。

貴「辰馬は、ほんとデリカシーないし、声でかいだけだよね。あのさ、わかってる？？ここ、シリアスシーンよ？？」



辰「シリアス？なんじゃそれ？食えるんか？？そしてAがいつもより辛辣なのわしの気のせいか？」



貴「食えないに決まってるよ馬鹿。作者、焦ってんの！！文化祭とか体育祭とかで更新できなないし、過去回想編が長すぎて疲れてんの！」

辰「なにイラついちゅう。さてはおまんあれか、ピーーか。」

貴「死ね。」


辰「ぎゃあああああ！？！？」


はぁ。馬鹿のせいで話がそれた。

過去回想編13 オリキャラ設定 斎藤優太 5歳 性格、優しい。穏やか。ちょっと天然。夢主のことが大好き。意外と人たらし？？ 容姿 黒髪ショートヘア。少年沖田の黒髪verみたいな感じ。→←過去回想編11 睦月流 紅の舞

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