貴「銀魂、本当に終わったね。」作「シリアスもギャグも大好きでした。銀魂に出会えて良かった。空知先生ありがとう!!お疲れ様でした!」貴「いや、もうこれただのファンレター。」 ページ14
貴方side
差し込んでくる夕焼けの光。
目が覚めて真っ先に見たのは白い天井。
そして私が目を開けたのを見てほっとした表情を見せる局長と、私の手を握っていた副長と沖田が張り詰めた糸が切れたかのように椅子に座り込む姿だった。
土沖「良かったっ….……!!!」
貴「局長…副長…沖田……?」
近「よかった…Aちゃん。丸2日も眠ってたんだよ。」
貴「…本当ですか?」
近「あぁ。…あいつらにも教えてやんないとな。おーい!Aちゃんが目を覚ましたぞ!!」
隊「姐さん!!?!?!!」
局長が呼びかけた瞬間、病室に雪崩のように隊士達が押し寄せてくる。
隊士達の中には安堵のあまり泣いている者もいた。
隊「姐さん、無事で良かったっ………え?」
隊士達が私の顔を覗き込むと何故か困惑した表情になる。
どうしたの……?
局長や副長、沖田も目を見開いている。
近「Aちゃん、なんで…どうして泣いているんだい?」
貴「…え?」
言われて初めて私は自分が泣いていることに気づいた。
貴「あれ?なんでだろう。おかしいな…。」
慌てて流れてくる涙を拭うが、拭っても拭っても、大粒の涙が流れてくる。
っもう、もう一人になるのは嫌だっ….!
置いていかれたくない。貴方達の隣にいたい。
それからしばらく病室には女のすすり泣く声と隊士達が慌てふためく声が響いた。
お医者さんには一週間程入院するように言われた。
多量の出血がやばかっただけで弾は貫通していたため命に別状はないらしい。
今は検査の帰りなのだが……はぁ。
貴「あの………もう大丈夫なんで帰ってくれません?」
土「いや、テメェはまた無茶しかねねぇ。」
沖「見張っとかねぇと何しでかすかわからないでさぁ。」
隊「そうだそうだー!!」
こんな感じで私の近くから皆離れようとしない。
心配してくれているのは嬉しいがそろそろうざったくなってきた。
貴「いいからさっさと仕事に戻れヤァ!!!」
松葉杖を振り回すと
隊「そんなああ!姉さああん!!」
とか言いながら渋々帰っていった。
貴「副長達も早く帰ってくださいね。」
そう言い放ち、病室のドアをピシャリとしめる。
どっと疲れた……。
ベッドに座ると輝きを放つ満月が見える。
あぁ……………。
包帯の巻かれた右脚にふれる。
あの時も、
こんな傷を負った満月の夜だったーーーーーー
*********************
次から過去回想編入ります。
かなり長いですがお付き合いぐたさい。
過去回想編1→←Q将来の夢はなんですか?A貴「わさび王に俺はなる!!」新「なんなんですかそれ……つーかもうなってますよ、絶対。」
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紺花(プロフ) - 土方彩香さん» 全然大丈夫ですよ!誤字可愛らしいです。本当ですか!?シリアス自信がなかったので嬉しいです!!ありがとうございます!これからもこの作品をよろしくお願いします! (2019年10月21日 19時) (レス) id: 3ee85d0920 (このIDを非表示/違反報告)
土方彩香 - すみません、「とかとか」になっちゃったのは誤字です…。 (2019年10月20日 23時) (レス) id: a12d762946 (このIDを非表示/違反報告)
土方彩香 - お久しぶりです!…いや、あの、ひとつだけ言わせて下さい…。紺花さんの書くシリアス最高です!!!いや、ギャグもいいんですけど、元々暗い話とか重い過去とかトラウマとか戦とかとか大好きなんで、今のシリアスむっちゃ私好みです! (2019年10月20日 23時) (レス) id: a12d762946 (このIDを非表示/違反報告)
紺花(プロフ) - やっぱりテスト、ありますよね……。うぅ、テスト嫌だァア!!でも、コメントをくださったおかげで元気がでました!頑張ります!お互い頑張りましょう!!コメントありがとうございます!! (2019年10月3日 7時) (レス) id: 2272969ba0 (このIDを非表示/違反報告)
土方彩香 - お久しぶりです!私も明日からテストです…。嫌だよ〜…。なので、頑張って下さい!と言うか、お互い頑張りましょう!! (2019年10月2日 20時) (レス) id: a12d762946 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紺花 | 作成日時:2019年5月22日 20時