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出来れば一生来ないで欲しかった依頼がきたのは裕翔と圭人の高熱が少しずつ下がり、侑李の霊力が戻りつつある頃だった。
リビングにあるパソコンに反応があると涼介、ダイキ、ケイの表情が強張る。
依頼のメールに目を通し終わった3人はしばらく、無言だった。
直感で3人は感じた。
この依頼には魔人が関わっている、と。
ダイキ「どうする？」
依頼が来た以上受けないわけにはいかない。
そんな事はよく分かっていた。
それでも聞いてしまうのは闇王の件があるから。
ケイ「このまま見なかった事に……」
ぼそりと呟くけれど、実際出来るわけがない。
涼介「行こう」
決意と共に涼介は立ち上がる。
涼介の言葉にダイキとケイが反対する事はなかった。
依頼内容は変な生き物に命を狙われているだった。
3人は待ち合わせ場所である公園に向かった。
ところが待ち合わせ場所についてもそこに依頼者らしき人物はいなかった。
涼介「いたずら？」
ケイ「それはない。あのメールは魔物に接触した者にしか出せないから」
涼介「だよね」
辺りをキョロキョロと見回す涼介だったが、ダイキの緊張した表情に目が止まった。
涼介「ダイちゃん。どうした？」
ダイキ「人がいない」
涼介「そう言えば……」
ここは遊具のない公園で普段から子供の数は少ないが、散歩をする人やちょっと立ち寄って休憩する人達が憩いの場として利用する人が必ずいる。
なのに今日は1人も姿が見当たらない。
ケイ「やっぱり、何かあるね」
気を引き締めて辺りを見回した。
刹那。
男の悲鳴が3人の間を切り裂いた。
ダイキ「あっちだ！」
聞こえてきた悲鳴に即座に反応したダイキが走り出す。
その後に涼介とケイが続いた。
駆けつけた3人が目にしたのは男の体が魔物に半分取り込まれている光景だった。
魔物の隣には黒い靄で繋がっている男がその男を睨み付けている。
男は恐怖で表情が引きつっていた。
涼介達の姿を見つけると男は「助けてくれ！！」と声を上げた。
涼介はすぐに開放を行い、ダイキは男に走り寄った。
ダイキが男の手を掴もうとした瞬間、男の体は魔物に全て取り込まれてしまった。
ダイキ「くそっ！」
魔物に取り憑かれた男が不気味に笑う。
その姿にケイは違和感を感じた。
ケイ「何で…笑う？」
まるでこの状況を楽しんでいるかのように。
冥「これは彼が望んだ事だからですよ」
一番厄介で一番現れてほしくない魔人―冥が姿を見せた。
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hina(プロフ) - 霙（みぞれ）さん» そう言って頂けると凄く嬉しいです。有難うございます。 (2020年1月30日 21時) (
レス) id: 0f49b991e3 (このIDを非表示/違反報告)
霙（みぞれ）(プロフ) - 本当に好きすぎます…！！これからも楽しみにしてますね！ (2020年1月29日 15時) (レス) id: 85d5651a75 (このIDを非表示/違反報告)
hina(プロフ) - NMダイキング担さん» おめでとうございます。こちらこそいつも読んで頂いて有難うございます。 (2020年1月5日 21時) (レス) id: 0f49b991e3 (このIDを非表示/違反報告)
NMダイキング担 - あけましておめでとうございます！今年もよろしくお願いいたしますm(__)mお大事にしてください (2020年1月5日 11時) (レス) id: 238f9174c4 (このIDを非表示/違反報告)
hina(プロフ) - JUMPLOVEさん» おめでとうございます。こちらの方がお願いします。いつも、有難うございます。 (2020年1月2日 21時) (レス) id: 0f49b991e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：hina | 作成日時：2019年12月7日 21時
