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あぁ、また今日も、朝が来てしまった。
食欲は一切湧かないけど、
栄養ゼリー飲料を無理矢理口に流し込み、
適当な服に着替える。
鏡に映る自分は、
元から背が高いわけじゃないのに、
更に胸板も薄く、腕も細く、
情けない身体をしていた。
少しだけ自信があった肌の白さも
今となっては顔色の悪さを
より引き立たせるだけだ。
華奢などでは済まされない程
明らかに痩せた貧相な身体に
思わずため息をつく。
もしも倒れたりしたら、
それこそ1番恐れていた
メンバーに迷惑をかけることになる。
それは絶対に避けなければいけないと
最低限ゼリーだけは飲んでいた。
こんなのじゃ、
ちっとも足りてないのはわかっていた。
集中力が続かないのも、
すぐに息切れしてしまうのも、
全部、わかっていた。
嫌になるくらいわかっているのに、
どうにもできなくて、
そんな自分が嫌いだった。
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作者名：昴 | 作成日時：2021年2月23日 21時
