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そんなこんなでダラダラしていれば、
この旅行の俺にとって
最大の関門のひとつ。
夜ご飯の時間が来た。
最近はもう、
体調に関わらず固形物を胃が受け付けない。
お昼はみんなで食べ歩きのような感じで、
ぶらぶらと撮っていたから、
俺が何も口に運んでいなくても、
特に違和感はなかったと思う。
照からの視線が痛かった気もするけど、
何も言われなかったし、
きっとセーフ。
みんな机を囲んでいれば、
目の前に運ばれてくる料理たち。
めちゃくちゃ美味しそうなんだよ?
見てる分には。
目「やっば」
向「めちゃくちゃゴイスーやん!!」
分かりやすくテンションがあがるみんな。
深「いただきます!」
雪「いただきます!!!」
ふっかママの掛け声で、
みんなが食べ始める。
豪華な料理に、会話も弾んで、
ワイワイ雑談しながら、
俺は箸で料理をつつくだけ。
俺の左隣に座る照に、
もういつの間にか慣れてきた
いつも通りの目で睨まれて、
肘でぐいぐいと押される。
へへへ、って笑って見せれば、
岩( た、べ、ろ )
口パクでそう言って顎で料理を指される。
どうしよう。
また気分が沈む。
ラ「佐久間くんお肉食べないの!?
僕もーらいっ!」
向「ラウールにびんじょーー!!食べちゃおー!」
佐「お前らおいおい〜 あげちゃうっ♡」
1人だけ不自然に減っていなかった料理は、
康二とラウールのおかげで減っていった。
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作者名:昴 | 作成日時:2021年2月23日 21時