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マ「明日は朝早いんで寝坊しないでくださいね!」
マネージャーに釘を刺されながら家に送って貰って
いつもの定位置のソファーに沈む。
いつまでこんな生活をつづけるんだろう。
そろそろ長袖の季節も終わる。
どうしよっかなー、なんて
口に出してみて
改めて自分の馬鹿さに嘲笑する。
みんなだって、
俺の不調には薄々勘づいていると思う。
まぁ、まさかこんな
自傷行為に依存しているなんて
誰も想像していないと思うけど。
何も言わないメンバーも、
きっと、思うところはあって。
でも、それでも、俺ももう子供じゃないし。
静観してくれているんだ。
素敵なメンバーを持ったな。
なんて感動していたら
ピキ、と突然背筋が伸びて、
身体が硬直する。
_______ 自惚れていた。
気づいてしまった。
あれは、本当に心配から来る言葉だったのか?
優しいあいつらは、
俺にキツイ言葉を浴びせるなんてきっとできない。
あれは、きっと。
そうだ。なんで気づかなかったんだろう。
やっぱり俺は、どうしようもないくらいの、
大馬鹿野郎だ。
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作者名:昴 | 作成日時:2021年2月23日 21時