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side沖田
_______現在地、吉原
現メンバー、俺とA、そして月雄という異色のトリオ。
このメンバーで何が始まるのか、少し緊張しながら俺とAは月雄の後を歩いてきたのだが…
「それじゃ、頑張って稼いでくれ」
バタン。
それだけ告げ無慈悲にも閉められた扉。
現在地、吉原_______の真ん中にある檻の中。
「……」
「……」
二人して呆然とし、意識が戻り檻を叩くまで5秒前。
「…え、えぇえ⁉ちょ、ツッキー⁉」
「俺は月雄だ」
「い、今はそんなのどっちでもいいから!お願いここ開けて⁉何これ⁉」
「お前達のそのビジュアル、使わない手はないだろう。安心しろ、他の奴等も別途で使用済だ」
これは稼げるぞ、と笑う月雄。
コイツが今回の主犯だったんじゃねぇかって程、この事態に上手くノッてやがる。
開けてと叫ぶAに笑みを返し、ふと俺に視線を向けたヤツは…
「お前がAに対してだけSでなくなるのもサーチ済だ。可愛く好きなだけ甘えろよ?」
「…っおい待てお前‼まさか俺達にこんな所でおっぱじめさせようとしてんじゃねェだろうな⁉」
「えぇ⁉」
「期待してる」
煙管を吹かし去っていった野郎。
どれだけ叫ぼうが帰ってくる気配もなく、落胆し肩を落とす。
どうするか頭の中で様々な考えを巡らせていた時、不意に肩を抱かれ跳ねた心臓。
「A....?」
「大丈夫だよ、総悟。あ、今は総子か」
「いやそれはどっちでもいいってさっきアンタが言ってたんじゃないですかィ」
「あはは、そうだね。…ツッキーには悪いけど、幸い今は人もいないし逃げよう」
「え…逃げるって」
「どうやって」と言う前にガシャンと音が鳴る。
男の姿になってから俺達の真似だと刀を腰にさしていたAは、目で追いつく暇もない程速く抜刀し、また鞘に収めた。
そして男の姿になってもその腕のどこからと思う程細い腕が軽々と斬れた檻を持ち、倒す。
「切れ口危ないから、ちょっとだけごめんね」
「…え?っA⁉」
「バレちゃう前に行こう。総子、掴まってて」
訳が分からずともンなイケメンスマイルで言われちゃ頷くしか出来なかった。
つーかA速すぎやせんかィ…⁉
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かっぱの子(プロフ) - 皆さまこんにちは!お知らせしていた日替りの件ですが、キャラの募集の締め切りを11月末(金曜)まで伸ばしたいと思います!是非是非たくさんの方の投票お願い致しますー! (2018年11月28日 20時) (レス) id: f7e5f708ce (このIDを非表示/違反報告)
あさき - 高杉さんに3票です! (2018年11月28日 7時) (レス) id: bb36b65e09 (このIDを非表示/違反報告)
月閖 - 投票失礼します!高杉さんに1票、銀さんに1票、出来たらアレスの天秤の吉良ヒロトに1票。無理だったら桂さんでお願いします! (2018年11月17日 14時) (レス) id: 459605d5e8 (このIDを非表示/違反報告)
シャープ♯(プロフ) - 投票で、高杉晋助に2票、沖田総悟に1票でお願いします! (2018年11月17日 14時) (レス) id: b2ab8709a3 (このIDを非表示/違反報告)
なのは(プロフ) - 更新楽しみ(・∀・) (2018年10月19日 10時) (レス) id: 86c39b16fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かっぱの子 | 作成日時:2018年8月19日 20時