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｢あめちゅよぉー｣
｢強ぉーい｣
わーきゃーわーきゃーとウミちゃんとカイくんが洗濯をしているのを見ていた
土砂降りの中桶に洗濯物を入れてバシャバシャと楽しそうに桶の中で駆け回っている
さすがにまだ身体が痛すぎて肉体労働は出来ないけど2人の見守りくらいならやれるので、私の仕事はお守りなことが多い
｢転ばないようにねー｣
｢お姉ちゃん、なんか人来た｣
｢ん？なに？｣
今日は本当に土砂降りで視界が悪い
私は家の屋根から出てウミちゃんの方に寄った
けどウミちゃんは指を指していたのを唐突にやめて桶からカイくんを引っ張ってとび出てきた
｢お姉ちゃん逃げよ！あの人たちお姉ちゃんを捕まえに来たんだ！｣
｢え？｣
｢早く！｣
｢ちょっ…な、なに｣
まだきちんとウミちゃんが指していた方向を確認できなくて、ウミちゃんの必死な力に動かされるがまま走った
雨で髪が濡れて視界が悪くなる
でも森の方に向かってウミちゃんは走るのをやめない
｢ウミちゃん、1回止まろ
どうしたのか私にも教えて？｣
ウミちゃんは疲れたのか足が遅くなるけど、それでも必死に私を引っ張っている
こっちは向いてくれなくて、あんまりにも必死だから無理やり止めるのもはばかれる
これは困った……
取り敢えず転びそうなカイくんを抱き上げて、もう一度ウミちゃんの名前を呼んだ
｢ウミちゃん…？｣
｢うぅ…やだぁ｣
振り返ったウミちゃんは顔を真っ赤にさせて泣いていた
そのまま私の足にしがみついてワァンワァンと本格的に泣き初めてしまった
訳が分からないまま私は取り敢えず空いてる片手で頭を撫でる
｢お姉ちゃんどこにも行かないでぇ
ウミ、お姉ちゃんとずっと一緒がいいー！｣
｢急にどうしたの？私ここにいるよ？｣
｢嘘だぁ、お迎え来たら行っちゃうってママもパパも言ってたもん
怖い人たちたくさん来てたぁー…やぁだぁ｣
ウミちゃんの鳴き声にびっくりしたのか抱き抱えてたカイくんも泣き始めて私は困ってしまう
取り敢えずこんな雨の中森にいるのは危ない
早く家に戻らなくちゃならないのに
｢怖い人っていうのは誰だったの？お姉ちゃんがやっつけるから一回戻ろ？｣
｢だめ！行かないで！
馬に乗ってたの、アレはお姉ちゃんのお迎えだ
だってお姉ちゃんお姫様なんでしょ？｣
馬…？
想像にもしてなかった……
まさか誰かが探しに来てくれたの……？
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パール(プロフ) - 魔灯さん» はい、わてもです。 (2021年10月17日 10時) (
レス) id: 3af5a17f02 (このIDを非表示/違反報告)
パール(プロフ) - ふみさん» ひぃぇ〜。未来人間になってしまった……。ありがとうございます、治しておきます！ (2021年10月17日 10時) (レス) id: 3af5a17f02 (このIDを非表示/違反報告)
パール(プロフ) - わらわらびもちさん» 毎日更新途切れないように頑張ります(泣) (2021年10月17日 10時) (レス) id: 3af5a17f02 (このIDを非表示/違反報告)
パール(プロフ) - めろんぱんさん» こんな、川から落っこちる予定ではなかったのに、寄り道してしまいました笑楽しんでもらえてるなら、道草も意味ありましたね！ありがとうございます (2021年10月17日 10時) (レス) id: 3af5a17f02 (このIDを非表示/違反報告)
魔灯 - そらるさんが好きすぎて死にそう////// (2021年10月17日 9時) (レス) @page28 id: 43f1bbcd44 (このIDを非表示/違反報告)
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