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160話 ページ16

No side





最高のライバルを突然失った現超高校級エースの目は鋭く、咎めるような光を放っている。


それに対してかつての大舞台から突如姿を消した天才は少しだけ悲しそうに微笑んだ。






『……確かに一度辞めた、けど今は一応やってる』



牛島「お前は立つべき舞台に立っていない。それにお前の今のバレーは、お前のバレーじゃない」



天童&澤村一同「「…………!!」」






執事の衣装に合わせてセットされた髪をくしゃりと撫で、Aは目を合わせないまま答えた。






『……買い被り過ぎですよ。2年間もやってなかったらそりゃ技術もパワーも落ちるし、若利くんとの差なんて天と地だ』



牛島「…俺を侮るな」



『別に侮ってな』



牛島「ボールを追うときのお前はもっといきいきしている筈だ。


俺の知るAは誰よりも多く点を獲り、誰よりも高く飛び、誰よりも勝利を渇望する奴だ。


試合を見れば、コートに立つお前を見ればわかる。


あれはお前が思い描くバレーじゃないことくらい」






Aはしばし目を閉じ、静かに拳を握り締めた。






牛島「お前はどんなチームであろうとその才能を遺憾無く発揮する。チームに左右されることなく、存分にな。


だからこそ何か理由がある筈だ。


お前がバレーを辞めた理由と、


お前が今、自分のバレーをしていないことに」






やがてAは顔を上げた。


参った、と困ったような色と何かに苦しむような色がその目の奥に見える。






『…俺はバレー、好きっすよ。若利くんに負けないくらいのバレー馬鹿です。俺が中途半端な気持ちでバレーに向かい合ったことはない』



牛島「……なら、」






なぜだと問いかけようとした牛島を手で制した。


ゆっくりと口を開き、そこから紡ぎ出された言葉は誰も予想をしていなかった。






『中学3年生の秋あたりから、









.









喘息になったんです。









.









…激しい運動が、出来なくなるくらいに』

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ニノ - マジ神ですね!一瞬ではまりました!リクエスト良いですか!? (2021年3月3日 23時) (レス) id: 2da73a2d31 (このIDを非表示/違反報告)
焔蘭 - 初めまして!!!!めっちゃ面白いですね!私にもそんな文才を分けて欲しいです笑頑張ってください! (2019年3月6日 11時) (レス) id: 11e9f49b77 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶クリーム - 皆様すみません!!ご迷惑お掛けしてます!!私の方も新しくURLを所得してまいりますので…!!!!本当にすみません┏○┓ (2018年1月13日 9時) (レス) id: 9fe09aed16 (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - あ、いえいえ。そうなんですね。バグですか……。明日には直ってるといいですね。一刻も早く直ってほしい限りですね……! (2017年9月18日 20時) (レス) id: cc7912d21e (このIDを非表示/違反報告)
ぱや(プロフ) - 美桜さん» 只今作者も確認しましたが作品内のURLだけでなく、HPの方からも見れなくなっています(;_;) 何らかのバグかも知れません、ご指摘ありがとうございます。解決方法探してみます! (2017年9月18日 20時) (レス) id: ab4af77f12 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぱや | 作成日時:2017年8月20日 20時

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