再会まで三週間経過 ページ8
「続いてのニュースです___。」
テレビを見ながら朝食を取る。
今日は日曜日。
休みを貰いました。
何をするかはもう決めている。
彼氏とデートです。
何時もの服を着て髪を少し巻き化粧
をして仕上げに淡い赤色の口紅を塗る。
『此れでよし!』
靴を履いて集合場所に向かう。
_____
彼氏side
今日は休みを取った。
何てったってAさんとのデートだからな。
Aさんとはポートマフィアでの出会いだった。
一目惚れだった。
_____
__
_
「クソッ。」
今日の仕事で不覚にも失敗を__
頭を冷まそうと河川敷で座っていた。
『大丈夫ですか?』
知らない声が聞こえ戦闘体勢に入る。
「誰だ__」
銃に手を掛け声の主に殺意を向ける。
俺はポートマフィアの人間だ。
いつ殺されるか判らない。
『やだなぁ。同じ会社の人間じゃないですか!』
呑気に笑う奴の顔を見る。
「ハッ常談きつい………ぜ………………。」
初めて見たときに思った。
綺麗だと____
風で揺れる髪___
優しく俺を見る目___
夕陽に照らされ今にも消えそうな色の肌___
「ハハッ」
俺は体勢を戻し手を銃から離した。
『おや。信じてくれたみたいで何よりです。』
ニコリと微笑む彼女。
「別に信じた訳じゃないっすよ。」
『そうですか。残念です。』
眉を下げる彼女。
あの後、俺の上司に聞くと色々判った。
あれから何回か会社で会う機会が有り親しくなった俺達は良くプライベートでも会っていた。
いつの間にか付き合う関係にもなっていた。
『「結婚しよう。」』
二人の左手の薬指には金色に光る指輪。
__
「懐かしいな。」
思い出すと笑みが溢れる。
鏡で可笑しい所が無いかを確認する。
「絆創膏今日はとらないとな。」
鼻に貼っていた絆創膏を取って俺は待ち合わせ場所に向かった。
案の定、Aさんは未だ来ていなかった。
まぁ30分も早く来たから____
『道造くん!』
いきなり誰かが抱きついてきた。
重さに耐えきれず俺は後ろに倒れる。
立原「Aさん!? まだ30分前だぜ?」
『知っているよそのくらい。』
早く君に会いたかったから!なんて嬉しい事を云ってくれる。
立原「会いたかった。」
『私も。』
唇が重なる。
「おかーさん! あの兄ちゃん達キスしてる!」
「見ちゃダメよ!」
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あやねっち - 立原の彼女っていう設定でびっくりです更新楽しみです。無理しないで下さいね (2020年4月12日 18時) (レス) id: a393e3772d (このIDを非表示/違反報告)
あ。(プロフ) - SANASA.さん» ありがとうございます! (2019年12月6日 22時) (レス) id: 0badc6b9f6 (このIDを非表示/違反報告)
SANASA. - 面白かったです!これからも頑張って下さい! (2019年12月6日 16時) (レス) id: 1d56757537 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:赤井林檎 | 作成日時:2019年12月5日 20時