6話* ページ8
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一松side
路地裏に行こうと煮干し片手に何時もの道を歩いていると、突然誰かにぶつかってしまった。
突然の事に驚きながらぶつかった相手に謝り顔を上げると、目の前には尻餅をついたAの姿があった。
思わずAの名前を呼ぶと『えっ?』と、顔を上げAは俺の顔をみた。
Aの目からは涙がポロポロと流れ落ちていた。
こんな所で女性が泣いていたら通行人に見られてしまうと思い、俺はAを路地裏に来ないかとAを誘った。
路地裏に行き猫を撫でているAに話しかける。
一「悲しい時は我慢しないで俺に頼ってくれて良いからな…?」
すると彼女はピタッと猫を撫でていた手を止めゆっくりと俺の方を見た。
そんな彼女の頭を優しく撫でる。
『う、うん!分かった』と、彼女は少しぎこちない顔で微笑む。
Aの目からはまだ涙がポロポロと頬を伝って流れていた。
全然分かってないじゃん
一「うん。じゃあ…はいっ…」
Aの目の前で手を横に大きく広げる。そんな俺を見てAは首をかしげて『えっ?』と頭の上にハテナマークを浮かべる。
一「悲しい時は俺に頼るんでしょ?」
『それはそうだけど…今は悲しくないよ?』
じゃあ何でそんなに泣いてんだし。もしかして自分が泣いてることにまだ気づいてないの?
一「じゃあなんでさっきから泣いてんの?」
『えっ?』
Aはそっと自分の頬を触り目を丸くした。
えっ。まさか本当に気づいてなかったの?
そう思いながら優しく包み込むようにAを抱き締める。
Aは鈍感だなと、クスッと笑う
一「泣きたかったら我慢しなくて良いいんだよ…?」
その瞬間Aの目から涙がボロボロと溢れ出した。
『い、一松うぅっ』
ワンワンと俺の腕の中で泣く彼女の頭をそっと撫でた。
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蓮城桜 - 恋が叶わない辛さがよくわかるのでとてもうるっとというかスゴく泣きました!ほかにもこの気持ちがわかってくれる人はいますか? (2017年7月11日 22時) (レス) id: bfea0b4b67 (このIDを非表示/違反報告)
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