21.助けて ページ21
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「いえ、向こうにいて…」
「あ〜そうなんですか〜。彼氏とかですか？」
「………違います」
あぁ、もうなんなの。うっとうしい。
アイス溶けちゃうじゃん、
いや、ほら見て、ちょっと溶けてんじゃん！
2人組の男はヘラヘラと笑って、
無視して歩き続ける私についてくる。
「彼氏じゃないならさ、ちょっと俺たちとゲームしません？」
「しません」
「えぇ〜？つれないなぁ〜」
つれないなら、もういいでしょ。
あっ、やばいアイス溶けて手に垂れた。
どこまでもツンとした態度を貫く私に苛立ったのだろう。
「えっ」
男が2人がかりで私の腕を掴み、
その反動でアイスが手から落ちて手にかかった。
「やだ、臣………んっ！」
片方に手で口を塞がれて、抵抗するも女の私が
夏に向けて鍛え上げたような男2人に力で勝てるわけもない。
近くの岩陰に引っ張り込まれて、
背中に日で熱された岩がついた。
顔の両側に男が手をついて、サングラスを外す。
「ほーんと、調子に乗ってると痛い目みるって知らねーの？」
「上着も着ずに豊満な体見せびらかしちゃって〜、
そういうこと目的で来たんでしょ？」
「ハァッ⁉ンなわけないやろ！さっさと__…んっ！」
頬を両側から掴まれて、言葉が出なくなる。
っつか痛っ！しかも何かコイツら臭っ！日焼けオイルか⁉
「いいやーん関西弁の女の子めっちゃ可愛いやーん」
「っ！やめ…っ」
ヘッタクソなエセ関西弁！腹立つ！
いや、ツッコんでる場合ちゃうな。
コレは何かいよいよヤバイ気がする。
なんて思ってたら、1人の男が私の太腿を
なぞるように撫であげて悪寒が走る。……気持ち悪い
どうしよう、どうやったら逃げられる？
デカイ声出して、煽るのも危険や。
かと言って殴ったら、次どんな事されるか分からんし。
どうしたらええの______…？
恐怖と嫌悪感で、じわっと涙が目に浮かぶ。
ふるふると足が震え出して、膝に力が入らない……
両手を上に持ち上げられて、もう片方の男が私の腰を掴んだ。
「泣いてるやん可哀相になぁ。」
………嫌や、嫌、こんなん……
「………俺の彼女に何やってんの」
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しょーゆ - 好きです。もう何十回と読んでますが毎回キュンキュンします。 (8月28日 21時) (
レス) @page23 id: 3bdb915083 (このIDを非表示/違反報告)
そらまゆ🌸🍓 - んにゃー！！！！臣くんかっこかわよい！！！！あ、すみません。コメント失礼します。主さん、このお話、最高です！！！何回も読んでも飽きないです！ (2022年4月30日 19時) (レス) @page45 id: 7272f2ecda (このIDを非表示/違反報告)
葵梗花(プロフ) - れんさん» 詳細をお聞かせいただければ幸いです。よろしくお願い致します。 (2020年12月26日 13時) (レス) id: af0a567945 (このIDを非表示/違反報告)
葵梗花(プロフ) - れんさん» こちらの方が半年以上も遅くなってしまい申し訳ございません！！占ツクに戻ってきたのが数日前で、やっとの思いでお返事書かせて頂いております。本当に申し訳ございません。さっそくボードに行かせて頂きます。お返事はいつでも大丈夫ですので、余裕が出来た時にでも (2020年12月26日 13時) (レス) id: af0a567945 (このIDを非表示/違反報告)
れん(プロフ) - 星蘭さん» コメントありがとうございます！そんなこと言っていただけて嬉しいです…！また番外編も考えてみます！^_^ (2020年10月12日 22時) (レス) id: c0cfdfe5c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れん | 作成日時：2020年4月6日 22時
