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ぐぅ〜〜･･･
緊張感が緩んできたと思ったらどこかから腹の虫の音が･･･
みんなで顔を合わせると、めいちゃんが静かに、すいません･･･と言っていた
途端に爆笑に包まれた部屋
一気にいつもみたいな雰囲気になった
『めーぃちゃん、分かりやすすぎ^^w』
『ごーめんなさいって！俺まで安心しちゃったw』
『まー、もういい時間すからね〜^^』
「なんか食べよっか」
とスンと鼻を啜りながらなるせが提案した
『じゃー、なんかパーッとUberしますかぁ！！』
となり、無難にオードブルを頼んだ
それと共に、めいちゃんとあらきさんは代行で帰ればいっか、と相談したようで、お酒を調達しに出かけて行った
部屋になるせと2人で残される
「Aさん？」
「なに？」
まだちょっとぎこちない空気だった
「疲れてない？」
･･･正直、今なら秒で寝れるくらいには疲れていた
「あらきさんたち帰ってくるまで、ちょっと寝る？」
「ゔ･･･でも、今日寝坊でこんだけ大騒動になったのに、寝れないよ･･･」
「いや、状況全然違うし･･･(^^;」
「まぁー･･･」
「ほんと、ちょっと寝れば楽になると思うからちょっと横になりなよ」
確かに･･･とも思い、私はあらきさんたちが帰ってくるまでの間、横になることにした
ソファーの肘掛けに頭を乗せようと体を傾けると、「ん、こっち」と肩を引かれ、肘掛けとは逆のなるせの膝に頭を乗せられていた
「いや！ちょっと･･･」
「寝づらい？高さ微妙？？」
「そーいうことではないけど･･･」
「よかった^^ はい、おやすみぃ〜」
とブランケットをポスっとかけられ、背中をトントンと規則正しく叩かれた
なかなか強引だな、と思いつつも、疲れていた体にはすごく気持ち良くて、すぐに意識を手放していた
***
Aさんすぐ寝ちゃったな
それほど疲れたんだな、と思うとほんとに申し訳なさが込み上げる
しかも嫌なこと言っちゃうし
おれの部屋にみんなで入ってきた時の空気を思い出すと、もう二度とあんな空気はいやだ。と思った
膝の上ですーっと寝息をたてるAさんの頭を撫でながら、スマホのメモに
"絶対泣かせない"
と書いて今日の教訓とした
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作者名：カニカニハンマー | 作成日時：2021年11月30日 19時
