俺にしときぃー！！短編集 (ページ12)

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kn『なるこさん、今なるせどんな感じなんです？』

「じとーってした目でこっち見てます」

kz『おもろいわーw』

「君たちうるさすぎ。なるこさんも言わなくていいから！ってかもーおれのこと無視して！！」

といつもの音割れボイスで一蹴すると、また大爆笑に包まれる
なんだかんだお2人とも楽しく話すことができて大満足のうちに通話が終わった

「んで？Aさん？」

背もたれにもたれながら話しかけてくるなるせ
なんだか不満そうだ

「おれすぅーごいやきもちやきましたけど？」

あ、申告制なんだw
何を要求されるのかと少々身構える

「叶くんと葛葉さんと話せてどーだった？楽しかった？かっこよかった？」

怒涛の質問にタジタジしていると、

「うそ。ごめんね。楽しそうでよかった^^

でも、なるせがいいー！って言って？」

上目遣いであざとく言ってくるとか･･･
ずるいなーと思いながら、アルコールに支配されかかってる私は素直にお願いを聞き入れた

「なるせがいちばーん！！^^」

「ちょっ！/// w やばっ！」

そう言いながら顔を隠すようにくるりと椅子を回し、私から顔を背けた
それが面白くて後ろから覗き込むように身を乗り出す

その瞬間、くるりとこちらを向かれ、ぎゅっとなるせの胸に引き寄せられた
思わず、わっ！と声が出たが、私より大きい体に受け止められて安心する

「き、急にはこわいな〜」

「ごめん。でも急にぎゅってしたくなったから」

またぎゅーっと腕の力が込められて強く抱き締められた

「なるせ？この体制ちょっとつらい･･･」

「ん。ベッドいこ？」

「歯磨きは？」

「あーとーでー」

ということは･･･と考えていると、
立ち上がったなるせの顔がリップ音と共に離れていった

満足そうに目を細めながら眺める彼
またゆっくり近づいた顔に今度は深く重なった
激しくなるそれに頭が蕩けそうになっていると、今度は首元に顔が下がる

部屋着のため、少し緩い服の首元をぐぐ、と徐々に引っ張られ、出てきた素肌に唇を添えられると、チリっとした痛みを感じた

「な、るせ？つけた？？」

「んー。だって妬いちゃったもん･･･」

「そっか･･･でもなんかうれしいな」

それだけ気持ちが強いということを感じて嬉しかった

「もっとつけていい？」

「見えないとこならいいよ」

わかった！！と言って寝室に引っ張られた

推しを推すのも程々に･･･

【嫉妬彼氏は可愛い編】

fin.