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どうやら元太の面白空耳は今日も絶好調のようで、あまりの秀逸さに勢いよく吹き出しそうになる。
「咳やくしゃみで感染るってこと。特に、子供には感染りやすいから気を付けることね」
「「え〜〜！？」」
あなたも十分子供でしょうに…と思いながら哀ちゃんのことを見ていれば、先程までこちらに微塵も興味を示さなかった藤岡さんが口を開いた。
「な〜に、殺人バクテリアだか何だかしらねーが…俺なんか病原菌がうようよしてる所を飛び回ってきたが、こうしてピンピンしてるぜ！人間様は細菌より強ぇーんだ！」
「ですよね…」
「もっとも、オメーらみてーなガキはコロッと逝っちまうだろうがよ！」
「「えぇ〜〜！？」」
やっぱりこいつは碌な奴じゃない。子供を怖がらせて笑っていられるような奴なんてクソでしかないのだ。
そんな私の気持ちを代弁するかのように蘭と園子が抗議するも、このケツアゴには届かないようだ。
「？なんだよ、」
「子供に感染りやすいってよ」
「…何が言いてーんだよ？」
「やーいこど痛ってえな！？ばかばか体重を乗せるな！！」
「ほーんと楽しそうね、あの子たち。」
「あぁ。あんな小さなうちから飛行船に乗れるなんて…園子くんに感謝せんといかんわい。」
子供達と一緒に船内を探索していると、前を歩く哀ちゃんと博士の会話が耳に入る。
それにしても楽しそうにはしゃぐ３人は元気があって見てるこっちが楽しくなる。私にもあんな時代があったなぁ、なんて思ったけれど、小１の私はこの子達に比べてもっと手の付けられないクソガキだったということを思い出してしまった。
「彼らにとってはまるで大空に浮かぶ雲に乗ってるようなもんじゃからのぉ。」
博士がそう言うと、コナンが意味ありげに笑う。
「なに笑ってんの」
「ちょっとガキの頃を思い出してさ。」
「今もガ…っぶねぇな！？足を踏もうとするなっての！！」
私の煽りに物理攻撃で対抗しようとした彼は、何事も無かったかのように思い出を話し始めた。
「あら…メルヘンチックなお姫様の自慢話？」
「べ、別に自慢じゃねぇよ」
「でも…じゅーぶん女の子らしさはアピールしてるわよ。」
窓へと歩いていく哀ちゃんの話を聞きつつコナンの方を見やると、彼の頬が若干赤くなっていて。お前が照れてどうする。
「私だって…この空飛ぶ魔法の船に乗って…雲の上の夢の国に飛んでいきたいもの」
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柯(プロフ) - 青さん» アンハッピーセット、笑 突然の告白ありがとうございます！！ (2021年7月30日 13時) (
レス) id: d03fcb85aa (このIDを非表示/違反報告)
青 - アンハッピーセット一つください！お兄ちゃんに投げつける！！（ヤメロ）好きです（告白）最高かよ。 (2021年7月30日 12時) (レス) id: 157c6e138f (このIDを非表示/違反報告)
柯(プロフ) - 凛堂さん» あばばばありがとうございます！！！そう言ってもらえるとめちゃくちゃ嬉しいです！！ (2021年7月26日 16時) (レス) id: d03fcb85aa (このIDを非表示/違反報告)
凛堂 - めっちゃ面白いですね！！ (2021年7月26日 14時) (レス) id: 1c8e857f37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柯 | 作成日時：2021年7月8日 15時
