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「……まじか」
「なんなのおまえ」
「そうかぁ…」と呟きながら未だ下を向いたままの快斗の耳はほんのりと赤くなっていた。
いやなんでお前が照れてんだよ。照れたいのはこっちなんだが。
意味がわからないので快斗のことは捨ておこう、と放置しっぱなしだった日誌に取り掛かるべくシャーペンを手にする。すると途端に顔を上げた快斗の口から出てきたのはこれまた謎な質問だった。
「…オメー彼氏は」
「？？？」
「いないのかよ、」
「いないしいたこともないけど…」
「…マジ？」
「ここで嘘つく必要あんの？」
「じゃあ好きな奴は…」
「………さぁね」
「…はァ！？ンだよそれ！！」と喚き散らす快斗をガン無視して再び視線を日誌に戻す。なんでそんなことを聞かれなきゃいけないのか意味がわからない。まじでなんなんコイツ。というか好きな人がいたとしても言うわけないだろ。
「こんなもんでいっかな」
喚き散らしていたと思えば何かボソボソと独り言を言っていた快斗。私はそんな彼をほったらかしてなんとか日誌を書き終える。とりあえず当たり障りのないことを書いておいたので誰の怒りも買うことはないと思う。多分。
「私職員室行ってくるからそこで待ってて。」
「ん、あぁ、」
「…変なことすんなよ」
書き終えた日誌を持ち、一応釘を刺してから教室を後にする。それにしても変装とはいえあんなのが潜入できてしまうこの学校、セキュリティ大丈夫なんだろうか。
「おまたせ」
「おー」
職員室から戻ると快斗は何故か私の席に座って机に向かっていて。あまりにも真剣な表情をしているものだから何かあったのかと覗き込むと、そこにはとんでもない光景が広がっていた。
「人の机を落書きスペースにするな！！」
「いﾞっで！！」
快斗の頭に一発お見舞いした私は消しゴムを手に取り机の上を綺麗にしていく。「俺の最高傑作が…！」とかほざくアホは無視だ無視。
「さっさと帰るよ！」
「へいへーい」
机にかけていた鞄を取って廊下に出る。隣に快斗がいるというのがなんとも不思議だ。
人気のない廊下を並んで歩きながらふと窓の外を眺めていると隣からはシャッター音が聞こえてきた。
「なにして…」
「んー？記念。」
「は？」
振り向くとスマホで自撮りをしていた快斗。ＪＫかお前は、というツッコミを入れようとしたら肩を抱かれて強制的にツーショットを撮らされた。ポーズもばっちりキメたのでこれで私もＪＫだ(？)
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柯(プロフ) - 青さん» アンハッピーセット、笑 突然の告白ありがとうございます！！ (2021年7月30日 13時) (
レス) id: d03fcb85aa (このIDを非表示/違反報告)
青 - アンハッピーセット一つください！お兄ちゃんに投げつける！！（ヤメロ）好きです（告白）最高かよ。 (2021年7月30日 12時) (レス) id: 157c6e138f (このIDを非表示/違反報告)
柯(プロフ) - 凛堂さん» あばばばありがとうございます！！！そう言ってもらえるとめちゃくちゃ嬉しいです！！ (2021年7月26日 16時) (レス) id: d03fcb85aa (このIDを非表示/違反報告)
凛堂 - めっちゃ面白いですね！！ (2021年7月26日 14時) (レス) id: 1c8e857f37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柯 | 作成日時：2021年7月8日 15時
