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「え、あんたデートは？？」
「あー、ちょっとな、」
「ふーん…」
私の質問に対して歯切れの悪い回答をした武内のことを不審に思いつつ、無事シャーペンを救出した私は自席へと戻る。そして再び日誌とご対面をしたわけだが、結局書くことは思いつかないので持っていたシャーペンを机に置いて一旦思考を放棄することにした。
「ンンンンン」
「なーに唸ってんだよ」
「コメントがぜんっぜん書けなくてさあ…」
「見してみ？」と言いながら前の席の椅子に私の方を見て腰掛けた武内。彼はそのまま日誌をのぞきこんだ。
「…武内さ、香水かなんかつけた？」
「ん？なんだよ急に？」
「いや、なんかいつもと匂い違うなって」
「エ、ちょ、おい、やめろって、」
彼が日誌をのぞきこんだ時に微かに漂ってきた香り。それは普段の彼とは違う匂いで、私は彼の首元に鼻を近づけてスンスンと嗅いだ。
「おまえさぁ…」
「…？」
「武内じゃないよなぁ？」
「ヘッ」
彼の頬に手をかけて勢いよくつねる。するとびっくり、彼の顔の皮がどんどん剥けていった。
「いってーなぁ！！そんなに無理やり取らなくたっていいだろ！！」
現れたのは紛れもなく快斗で、目に薄く涙を浮かべながら恨めしそうに私を睨みつけるものだから可笑しくて笑ってしまった。
帝丹高校の制服を着ている快斗が目の前にいるのはなんとも不思議で、学ランの印象しかない私からしてみれば違和感しかない。あれ、でも新一の変装してるから見慣れてはいる、のか…？
「いちち…匂いで分かるとかバケモンかよ…」
「お褒めに預かり光栄です♡」
「褒めてねーよ！！」
「で？武内に変装までして何しに来たの」と言いながら顔の皮(言い方)を快斗に投げつける。すぐ目の前にいるのに投げたせいで快斗の顔にクリーンヒットしてしまい、また怒られた。解せぬ。
「オメーに用があったんだよ」
「なに」
「オメー俺からの連絡全部無視してんだろ！」
「無視してないよ？」
「じゃあなんで返信もしないし電話にも出ないんだよ？」
「そりゃあ…ブロックと着拒したからでしょ。」
「最低じゃねーか…」
あの忌々しいファーストキス事件が起きてから、私はずっとこいつからの連絡をシャットアウトしていた。理由は単純、ムカついていたから。
「そもそもあんなことしといてよく平気で私の前に来れたね？ン？」
私が若干青筋を立てながらそう詰めると、快斗は観念したのかどもりつつ口を開いた。
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柯(プロフ) - 青さん» アンハッピーセット、笑 突然の告白ありがとうございます！！ (2021年7月30日 13時) (
レス) id: d03fcb85aa (このIDを非表示/違反報告)
青 - アンハッピーセット一つください！お兄ちゃんに投げつける！！（ヤメロ）好きです（告白）最高かよ。 (2021年7月30日 12時) (レス) id: 157c6e138f (このIDを非表示/違反報告)
柯(プロフ) - 凛堂さん» あばばばありがとうございます！！！そう言ってもらえるとめちゃくちゃ嬉しいです！！ (2021年7月26日 16時) (レス) id: d03fcb85aa (このIDを非表示/違反報告)
凛堂 - めっちゃ面白いですね！！ (2021年7月26日 14時) (レス) id: 1c8e857f37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柯 | 作成日時：2021年7月8日 15時
